ヒモ荒れを狙いたい根岸S 鍵は「前年の武蔵野Sで5着以内」

重賞データ攻略
根岸S

 2018年最初のGI・フェブラリーSの前哨戦として、本番よりも200m短い舞台で行われる根岸S。今年は地方から強豪2騎を迎え、更なる激戦が予想される。2月決戦へ弾みを付けるのはどの馬?

バラつく傾向のある臨戦過程

 1400mという距離だけあって臨戦過程を整理すると、多種多様な臨戦過程。同距離の1400m組は勿論、カペラSを筆頭とする1200m組、武蔵野SやチャンピオンズCといった距離短縮組が鎬を削る一戦。

前走レース別成績(過去10年)
武蔵野S〔3.0.1.4〕
ギャラクシーS〔2.1.0.11〕
カペラS〔1.1.1.22〕
チャンピオンズC〔1.1.1.3〕
ジャニュアリーS〔0.1.0.22〕

前走距離別成績(過去10年)
1200m〔1.4.1.50〕
1400m〔3.5.5.50〕
1600m〔3.0.1.9〕
1800m〔1.1.2.10〕

 前走は距離も含め、比較的バラつきがある。ただし、前走の着順に関しては、前走5着以内が〔10.9.7.74〕、前走6着以下が〔0.1.3.56〕。連軸には素直に前走好走馬から選ぶのがベターか。

 チャンピオンズCからの臨戦馬に関しては3頭が馬券に絡んでいるが、前走の着順は6着、8着、4着。チャンピオンズCで一桁着順ならば十分に巻き返せる範囲だろう。

武蔵野S組のポイント

 〔3.0.1.4〕と高い好走率をマークしている前走・武蔵野S組。前走に限らず「前年の武蔵野Sに出走していた馬」とすると、〔6.3.5.31〕という成績になる。そのうち、武蔵野Sで5着以内であれば〔5.3.1.12〕と信頼度アップ。そこで昨年の武蔵野Sを振り返ってみると…。

昨年の武蔵野Sに出走した根岸S出走馬
3着 アキトクレッセント
4着 ノンコノユメ
5着 カフジテイク
7着 ベストウォーリア
12着 サンライズノヴァ
15着 ブラゾンドゥリス

 「武蔵野Sで5着以内」だと、アキトクレッセントノンコノユメカフジテイクの3頭。アキトクレッセントは前走のOP特別を勝っているので、前述の「前走5着以内」の条件もクリア。ノンコノユメカフジテイクはこれを満たしてはいないが、前走のチャンピオンズCで7着、9着ならば十分に見直せる。

アキトクレッセント

重賞初制覇を狙うアキトクレッセントに◎(撮影:日刊ゲンダイ)

相手選びのポイントは…

 次に相手探しだが、馬券のポイントになりそうなのは以下の5点。

根岸Sのポイント(過去10年)

  • 関西馬〔9.10.9.88〕、関東馬〔1.0.1.33〕
  • 上がり3F1位〔5.2.2.2〕、同2位〔3.2.4.3〕
  • OP・重賞で1着(連対馬20頭中17頭)
  • 東京ダートで1着(連対馬20頭中13頭)
  • ダート1400mで1着(連対馬20頭中18頭)

 OP・重賞で勝利実績のなかった3頭のうち、2頭は今回が昇級2戦目、昇級戦の前走で3着に好走。もう1頭はOP・重賞未経験の馬。東京ダートで勝利実績のなかった馬は7頭と、この手のデータにしては若干多いが、そのうち6頭は東京ダートで0~1戦の馬。経験が浅ければ目をつぶれる。

 前段で取りあげた3頭以外ではサンライズノヴァブルドッグボスベストウォーリアが候補になる。前走が地方だったり、武蔵野Sで6着以下の馬もいるが、相手候補なら許容範囲。もう1頭、サイタスリーレッドは東京ダートでの勝利経験がないが、今回が東京初出走。過去10年で10番人気以下が3着4回と紐荒れ傾向の強いレースだけに、この馬も入れて買い目は少し広めにしたい。

結論

◎アキトクレッセント
△ノンコノユメ
△カフジテイク
△サンライズノヴァ
△ブルドッグボス
△ベストウォーリア
△サイタスリーレッド

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