レイデオロに割引材料あり 意外な馬もデータで穴候補に浮上!
豪華メンバーの集う一戦とはいえ、今年は凄い。4歳勢からはダービー馬レイデオロを筆頭に、皐月賞馬アルアイン、秋華賞馬ディアドラ、エリザベス女王杯馬モズカッチャンも参戦。世代交代の風が吹き荒れる古馬戦線をデータで徹底分析!
ここも4歳馬の勢いか?
昨年と同じ10頭という少ない頭数だが、ダービー馬レイデオロなど錚々たるメンバーが揃った。出走馬の半数が4歳馬という状況で、ここでも4歳馬の勢いが勝るのか注目。
年齢別成績(過去10年)
4歳〔4.3.2.24〕
5歳〔5.1.6.20〕
6歳〔1.5.1.24〕
7~8歳〔0.1.0.21〕
勝ち馬に関しては4~5歳から。7歳以上は明らかに割引きで、6歳馬にしても2着は多いが勝ち切れてもいない。次に今年行われた重賞の世代別成績も見てみよう。
世代別重賞成績(2018年に行われた芝の古馬重賞)
4歳世代〔3.3.2.14〕
5歳世代〔2.3.1.21〕
6歳世代〔2.1.3.25〕
7歳世代〔0.0.0.14〕
8歳世代〔0.0.1.6〕
4歳世代が勝率・連対率・複勝率全てで他の世代をリード。先週の東京新聞杯でも上位3着までを独占していた。今年行われた芝1600m以上の芝重賞で4歳馬が5番人気以内であれば〔3.3.2.6〕と高い好走率になり、基本線は4歳馬中心ということで良いだろう。
前走の「格」は重要?
出走メンバーのレベルが高く、出走頭数が少ないこともあってか、過去10年の連対馬はすべて6番人気以内。7番人気以下の馬は3着が2回あるのみで、無茶な穴狙いは禁物。この傾向は前走で走っていたクラスにも表れている。
前走クラス別成績(過去10年)
1600万〔0.0.0.6〕
OP特別〔0.1.0.11〕
GIII〔3.2.1.18〕
GII〔0.1.2.38〕
GI〔5.4.6.17〕
海外〔2.2.1.0〕
※2010年2着のジャガーメイルは前走のダイヤモンドSを出走取消、2走前の香港ヴァーズで集計
とにかく前走・GI組が強く、海外GI組も含めると〔7.6.7.17〕で複勝率は50%を超える。国内GI組の前走着順について見ていくと、前走10着以下が〔2.1.0.3〕。それほど着順にこだわる必要はなさそうだが、前走3着以内なら〔2.3.2.4〕。信頼度は前走好走馬の方が上。
前走・GII~GIII組に関しては、前走2着以内〔2.2.1.9〕に対して前走3着以下が〔1.1.2.47〕。この前走3着以下から巻き返した4頭のうち3頭は当レースで逃げた馬。穴として狙うならプリメラアスールが面白いか。
GI実績と京都実績が鍵に
出走馬の多くがGIやGIIからの臨戦ということもあり、実績面が好走の鍵を握る。
京都記念連対馬のポイント(過去10年)
- GI5着以内か0.5秒差以内(20頭中18頭)
- 重賞1着(20頭中17頭)
- 京都芝で連対(20頭中16頭)
- 京都芝外回りで連対(20頭中14頭)
GIでの実績に加え、重賞勝ちの実績も欲しいところ。また、京都芝外回りでの実績だが、例外だった6頭のうち2頭は未経験、残る4頭は京都芝外回りのGIで3~5着があった。こちらも重視したいポイント。
◎はモズカッチャンとする。同馬は実績面のポイントを全てクリアし、臨戦過程の条件もクリアしている4歳馬。○レイデオロは京都未経験という点がマイナスで、今回と同舞台のエリザベス女王杯を勝っているモズカッチャンに期待してみたい。
その他の4歳勢ではディアドラ。前走のエリザベス女王杯は12着に敗れたが、京都芝外回りで勝利実績があり、巻き返す余地は十分。アルアインは京都芝外回りで2戦2敗、クリンチャーは重賞勝ちの実績がない。ただし、アルアインの京都芝外回りでの2敗は重・不良馬場でのもの。どちらを取るかと言われれば、情状酌量の余地があるアルアインの方か。
エリザベス女王杯でモズカッチャンとクビ差の2着だったクロコスミアも押さえておきたい。前年のエリザベス女王杯で3着以内だった馬は翌年の京都記念で〔1.2.0.2〕、馬券を外した2頭も共に4着と上位争いを演じていただけに、マークは必要だろう。
結論
◎モズカッチャン
○レイデオロ
△ディアドラ
△アルアイン
△クロコスミア
△プリメラアスール
持木TM
スプリンターズS(GI)
払戻金 11万0430円
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土屋(競友)
シリウスS(GIII)
払戻金 47万3000円
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菅TM
キーンランドC(GIII)
払戻金 114万8250円
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