初の直線1000mで ベルカント&M.デムーロが勝利の凱歌
【佐藤直文 先週のレース回顧】
サマースプリントシリーズの第3戦、新潟のアイビスサマーダッシュは、人馬ともに直線1000mが初舞台だったベルカントが完勝。札幌のクイーンSは、断然人気のレッドリヴェールが、ゴール寸前で伏兵メイショウスザンナの強襲に屈した。
初の舞台で完勝劇 ベルカント 【アイビスサマーダッシュ】
今や定説となっている“外枠有利”の直線1000m戦だが、実は明らかに外枠が有利となるのは逃げ・先行馬タイプであり、外ラチ沿いに馬群が固まることもあって、差し・追込みタイプは案外不利になることが多い。もちろん、特殊な舞台への適性を見極めることも重要だが、そういった枠順と脚質の相関は、直線1000m戦における馬券攻略の大きなポイントとなる。
勝ったベルカントは、外から2番目の絶好枠。好スタートを決めて、ダッシュを利かせ、外ラチ沿いを何の不利もなくストレートに走り切った。過去10年で今回と同じ良馬場での平均勝ちタイムは54.28秒だったが、逃げてそれを上回る54秒1でまとめられては、後続も為す術はなかった。CBC賞取消の影響もなく、ビシビシ追われてプラス12キロの馬体重も充実を示すもの。初コースではあったが、この直線1000mの適性もかなり高いと見ていいだろう。
2着シンボリディスコは、真ん中より外目の9番枠。差し・追込みタイプではあるが、テンから飛ばす馬が少なかったことにより、自分のペースで運びながらも前が詰まることなく脚を伸ばすことができていた。メンバーで唯一、準オープンからの格上挑戦であったが、持ち時計を大幅に詰めての好走は、適性の高さと状態の良さを示すものだろう。
アースソニックは、昨年と同タイムで走っての同じ3着なのだから、自分の走りはできていたと見ていいのだが、こちらは陣営も“内目の枠を引きたかった”とコメントしていたように、冒頭で記した“外枠が有利とならない”典型的なタイプだ。実際に、ラストは進路を探しながら脚を伸ばしたもので、そこがスムーズに捌けた2着馬との差だったように思える。
昨年の覇者セイコーライコウもまた、大外枠がアダとなった形。その昨年は内の2番枠から、自分のペースで脚を溜めながら徐々に外側に持ち出されての勝利だったが、今回は終始勝ち馬の後ろを追走する競馬で、思い通りに脚が溜まらなかった印象を受けた。
◎に推したリトルゲルダは、暴れていた隣の馬にスタートでぶつけられる不利。ある程度のポジションを取りたいこの馬にとっては致命的だったが、牝馬で56キロを背負いながらも終いはよく差を詰めており、直線1000mの適性は示していたように思う。
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