女王を蹴散らし「まずは一冠」アーモンドアイ オークスでは何倍つく?

牝馬クラシックの初戦の桜花賞は、シンザン記念の勝ち馬アーモンドアイが、驚異の鬼脚で2歳女王ラッキーライラックを差し切り一冠目を奪取した。この勝利でオークス想定オッズでの人気も逆転。騎乗したルメールJが意識する「三冠」も夢ではないか。

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桜花賞

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レースレコードで2歳女王を一蹴 アーモンドアイ

4/8(日) 阪神11R 桜花賞(GI) 芝1600m外
アーモンドアイ 牝 馬体重:462kg(-2)
騎手:ルメール 厩舎:(美) 国枝
生産:ノーザンファーム
馬主:シルクレーシング
父:ロードカナロア
母:フサイチパンドラ(サンデーサイレンス)
初勝利時の評価:★★★★★ 5点〔1600万クラス〕

単勝1.8倍のラッキーライラックは最内枠から好位の3番手。直線もスムーズに抜け出してこれ以上ないレース運びだったが、これを打ち砕いたのがアーモンドアイだった。後方待機から直線勝負で繰り出した末脚は上がり3F最速の33秒2。これは2位よりも1秒0速い数字でレースレコードのオマケもついた。ラッキーライラックに最後は迫ったリリーノーブルも地力の高さを見せた格好。4着~9着は同タイムでの大接戦だったが、上位3頭とは少し差を感じる結果に。

アーモンドアイ

外から一気の伸びを見せたアーモンドアイが桜花賞をV(撮影:日刊ゲンダイ)

長所

これまで4戦全てで上がり3F最速をマーク。瞬発力、スピードの絶対値ともに同世代の牝馬ではトップと言って問題ないだろう。シンザン記念では稍重の馬場にも難なく対応し、折り合い面にも不安はない。ゆったりと間隔をあけたローテーションも次戦のオークスに向けては好材料だろう。

短所

スタートからの出脚がもうひとつ付かないのは変わらず。オークスの東京芝2400mは1コーナーまでの距離が短いのがどう出るか。とはいえこの決め手の前では重箱の隅かもしれないが。あとはデビュー時から減り続けている馬体重。こちらは数字よりも見た目を意識してチェックしたい。

オークス 想定単勝オッズランキング

(↑)1番人気 アーモンドアイ 2.3倍
(↓)2番人気 ラッキーライラック 5.5倍
(↑)3番人気 リリーノーブル 6.4倍
(↓)4番人気 マウレア 13.6倍
(↑)5番人気 カンタービレ 17.4倍
(↑)6番人気 サトノワルキューレ 22.9倍
(↑)7番人気 レッドベルローズ 27.6倍
(↓)8番人気 プリモシーン 28.6倍
(NEW)9番人気 オールフォーラヴ 29.6倍
(→)10番人気 レッドサクヤ 30.8倍
(↑)11番人気 トーセンブレス 32.0倍
(↓)12番人気 フィニフティ 33.3倍
(↑)13番人気 ミュージアムヒル 42.1倍
(↑)14番人気 ロサグラウカ 50.1倍
(↑)15番人気 ロケット 57.2倍
(↑)16番人気 オハナ 61.6倍
(↑)17番人気 リバティハイツ 80.1倍
(↓)18番人気 アンコールプリュ 89.0倍

(↓)ランク外 デルニエオール - 倍
(↓)ランク外 ハーレムライン - 倍

今回も特別にオークス想定18頭をすべてご紹介する。アーモンドアイの桜花賞レコード勝ちにより、オークス想定オッズはラッキーライラックとの人気が逆転。さらに、上位3頭とそれ以外の馬との差も明確になったため、オッズにもそれを反映した。なお、同日に行われた忘れな草賞の勝ち馬オールフォーラヴが、9番人気で初登場している。

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