斤量に傾向あり 波乱期待のマーメイドSはこの5頭で!

重賞データ攻略
マーメイドS

 過去10年で唯一、3連複が万馬券にならなかった昨年だが、1番人気は馬券圏外と一筋縄ではいかなかった。梅雨入りで濡れるマーメイド達が今年も波乱を呼ぶか!?

1番人気で買えるのは…

 この時期のハンデ戦とあって条件馬の参戦も多く、過去10年のうち7年で2桁人気馬が馬券圏内に入っているように、とにかく波乱傾向の強い一戦。まずは人気について考えてみたい。

人気別成績(過去10年)
1番人気〔2.1.1.6〕
2番人気〔1.1.2.6〕
3番人気〔2.0.0.8〕
4~5番人気〔0.1.3.16〕
6~10番人気〔4.5.3.38〕
11番人気以下〔1.2.1.37〕

 基本的には6~10番人気の中穴を積極的に狙っていきたい。1番人気の取捨については前走の着順がポイント。1番人気馬が前走2着以内に好走していた場合、〔2.1.0.1〕と上々の数字。人気が予想される馬では、前走の福島牝馬Sを勝ったキンショーユキヒメが候補に挙がる。

「53キロ」が狙い目!?

 トップハンデで連対した2頭はともに7番人気。ハンデ・人気・結果の三者に関連性はあまりなさそう。今年は下限が48キロ、トップハンデが56キロとなっているが、好走率の高いハンデはどの辺りだろうか。

斤量別成績(過去10年)
48キロ〔1.0.0.2〕
49キロ〔0.0.0.8〕
50キロ〔0.2.1.12〕
51キロ〔0.1.0.15〕
52キロ〔0.2.1.12〕
53キロ〔6.2.3.22〕
54キロ〔0.1.2.11〕
55キロ〔2.1.1.14〕
56キロ〔1.1.1.13〕

 50キロ未満で馬券に絡んだのは2008年の勝ち馬トーホウシャインのみ。この年は降雨で重馬場。今年も雨の降る可能性はあるが、スティルウォーターティーエスクライといった48キロ組には手は出しづらい。

 50~52キロのエリアは勝ち馬こそ出ていないが、2着は5回。この範囲の軽ハンデ馬を相手候補にマークするのが良いだろう。中心は6勝を挙げている53キロ組。昨年は54~55キロ組で決着したが、そもそも53キロの馬が不在だった。今年のメンバーで53キロはミリッサワンブレスアウェイの2頭。

ワンブレスアウェイ

妹2頭が重賞勝ち馬のワンブレスアウェイ(手前)(撮影:日刊ゲンダイ)

前走は条件戦でも

 ステップレースで最も好走例が多いのは1600万のパールS組。過去10年で〔3.1.2.18〕という成績で、前走4着以内なら〔3.1.1.11〕となる。今年はアンドリエッテがパールS3着からの臨戦。

前走クラス別成績(過去10年)
1000万〔2.2.1.10〕
1600万〔3.3.3.38〕
OP特別〔3.2.1.13〕
GIII〔1.2.0.18〕
GII〔1.0.2.8〕
GI〔0.1.3.22〕

 OP以上からの臨戦馬は惨敗からの巻き返しも珍しくなく、データ的には傾向が掴みにくい。その一方で条件組はある程度、明暗がクッキリ。1000万組は前走で3番人気以内、0.1秒差以上の着差で勝っていれば〔1.2.1.2〕となるが、今年は該当馬がゼロ。

 1600万組は基準はやや緩め。前走の人気・着順ともに1桁、勝ち馬との着差が0.5秒差以内、前走が1800m以上なら〔3.3.3.17〕となる。絞り込めたとは言いづらいものの、今年のメンバーでこれをクリアしたのはアンドリエッテフェイズベロシティだけである。

結論

キンショーユキヒメ
ミリッサ
ワンブレスアウェイ
アンドリエッテ
フェイズベロシティ

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