堅いエプソムCでも狙いたい高配当 3着候補に穴馬が存在
次世代を担う4歳勢が人気の中心だが、2年ぶりの復帰戦を迎えるスマートオーディンなど、話題に事欠かない好メンバーが揃った一戦。早くも秋の大舞台を見据え、素質馬達が激突する。
4歳馬&上位人気が基本
過去10年、1番人気馬が〔4.4.0.2〕と高い信頼度を誇る。連対馬に関しても20頭中19頭までが5番人気以内で、唯一の例外も6番人気馬。基本的に波乱を期待してはいけないレースと言える。
年齢別成績(過去10年)
4歳〔7.6.2.21〕
5歳〔2.2.1.38〕
6歳〔1.2.3.36〕
7歳〔0.0.3.26〕
8歳〔0.0.1.15〕
とにかく4歳馬の好走が目立つ。連対率は36.1%、複勝率は41.7%という数字だ。特に4歳馬で1番人気なら〔4.3.0.1〕、関西馬なら〔5.4.1.9〕と信頼度がグンと上がる。恐らく1番人気の4歳馬ダイワキャグニー、4歳馬&関西馬のサトノアーサー。この2頭が中心になる。
好走目立つマイラーズC組
1800m戦だけに距離短縮組・距離延長組、ステップは様々。その中でも一歩リードしているのがマイラーズC組か。
前走レース別成績(過去10年)
マイラーズC〔3.2.1.7〕
新潟大賞典〔2.1.4.28〕
都大路S〔2.0.2.12〕
メイS〔0.3.0.25〕※モンゴル大統領賞含む
1600万〔0.2.0.5〕
OP特別〔2.3.2.59〕
GIII〔2.2.6.37〕
GII〔5.2.2.30〕
GI〔1.0.0.7〕
マイラーズC組は連対率38.5%・複勝率46.2%と高水準。前走4着以内なら〔1.1.1.0〕となるが、前走6~9着のグループも〔2.1.0.2〕と巻き返している。マイラーズCで5着だったベルキャニオンはこの狭間だけに、もう一押しあれば狙ってみたい。
前述の4歳馬2頭、ダイワキャグニーとサトノアーサーはともに前走がメイS。前走・メイSで馬券に絡んだ3頭は全て前走2着以内&前走3番人気以内。その点からメイS2番人気3着のサトノアーサーよりも、メイS1番人気1着のダイワキャグニーを評価したい。
実績面のポイントは4つ
連軸が決まったところで、次は相手候補について考えていきたい。
エプソムC連対馬のポイント(過去10年)
- 重賞3着以内(20頭中15頭)
- 東京芝3着以内(20頭中16頭)
- 芝1800m3着以内(20頭中15頭)
- 同年に1600万1着、またはOP以上で3着以内(20頭中16頭)
この4点を全てクリアしたのはダイワキャグニー、サトノアーサー以外にマイネルミラノだけ。減点が1つだけだったグループから、過去10年で連対ゼロの7歳以上を除くと、サーブルオール、スマートオーディン、ブラックスピネルの3頭が残る。
ただ、このスマートオーディン、2年ぶりの実戦に加えて2400mからの距離短縮。当レースでは前走が2100m以上だった馬が過去10年〔0.0.0.18〕。先に挙げたマイネルミラノも2200mからの距離短縮。マイラーズC組が強いという点とも関連するが、長目の距離を使われてきた馬はやや割引き。
それでも穴なら高齢馬
冒頭でも述べたように、このレースは堅い決着が多い。ただし、3着馬に限ってはそれほどでもなく、半数の5頭が7番人気以下の人気薄だった。
エプソムC7番人気以下の3着馬(過去10年)
2008年 12番人気3着 グラスボンバー 牡8
2010年 9番人気3着 キャプテンベガ 牡7
2012年 15番人気3着 マイネルスターリー 牡7
2013年 7番人気3着 サンレイレーザー 牡4
2014年 8番人気3着 ダークシャドウ 牡7
5頭中4頭が7~8歳の高齢馬。4頭の実績面の共通点は「東京芝1800mの重賞で3着以内」、「近5走以内にOP2着以内もしくは重賞5着以内」があること。今回、これに当てはまるのがベルキャニオンとマイネルミラノの2頭。前段で割り引いたマイネルミラノだが、3着候補なら押さえる手もあるか。
結論
◎ダイワキャグニー
○サトノアーサー
△サーブルオール
△ブラックスピネル
△ベルキャニオン
△マイネルミラノ
菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
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小野智TM
11/17(日)東京2R
払戻金 28万7300円
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土屋(競友)
みやこS(GIII)
払戻金 37万2300円
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三代川(編集)
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
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