過去5年で〔4.3.2.5〕 圧倒的なデータが背中を押す馬は…
世代最初の重賞ウィナーを目指し、快速自慢の16頭が函館に集結。地方馬を除けば、新馬・未勝利勝ち直後の馬達の戦い。データ派には難しい一戦だが、どう攻略する!?
突然の波乱も視野に
2012年に日程が繰り上がって以降の6年間を振り返ると、1番人気が3勝。勝ち馬は全て1~4番人気の範囲だが、8番人気以下の穴馬が2~3着に3頭ずつ。昨年も1番人気が勝利したものの、2着に12番人気が入り波乱の結末になった。
前走クラス別成績(過去6年)
新馬〔5.4.6.47〕
未勝利〔1.2.0.17〕
地方〔0.0.0.13〕
前走コース別成績(過去6年)
函館芝1200m〔5.6.3.33〕
函館芝1000m〔1.0.0.11〕
福島芝1200m〔0.0.1.7〕
阪神芝1200m〔0.0.1.2〕
東京芝1400m〔0.0.1.1〕
函館芝1200mの新馬戦を勝ち上がってきた馬が〔4.4.3.22〕だから、基本はこのラインから。未勝利勝ちから臨んだ馬は3頭連対しているが、その全てがキャリア2戦の馬。キャリア3戦以上は狙いづらく、地方馬と同様に割引き。
また、乗り替わりの有無も気にしたいポイントで、前走と同じ騎手なら〔5.5.5.55〕だが、乗り替わりがあった場合は〔1.1.1.22〕。有力騎手ほど騎乗馬がかち合いやすいだけに、注意したいポイントである。
ポイントは通過順と上がりタイム
次に注目したのは前走の通過順、前後半3Fのラップ、上がり3Fの順位といったレースぶりの部分。過去5年では以下のようになっている。
2013年
1着 クリスマス 前走・新馬 3番人気1着 通過順1-1-1 34秒8-34秒5(1位)
2着 プラチナティアラ 前走・未勝利 3番人気1着 通過順1-1-1 35秒5-35秒3(1位)
2014年
1着 アクテイブミノル 前走・新馬 5番人気1着 通過順1-1-1 34秒9-34秒9(1位)
2着 タケデンタイガー 前走・未勝利 1番人気1着 通過順1-1-1 33秒5-37秒0(9位)
2015年
1着 ブランボヌール 前走・新馬 2番人気1着 通過順3-4-3 34秒8-35秒7(1位)
2着 メジャータイフーン 前走・新馬 1番人気1着 通過順3-3-2 36秒9-34秒5(1位)
2016年
1着 レヴァンテライオン 前走・新馬 1番人気1着 通過順1-3-3 35秒2-35秒7(5位)
2着 モンドキャンノ 前走・新馬 1番人気1着 通過順3-2-3 35秒3-34秒1(1位)
2017年
1着 カシアス 前走・未勝利 1番人気1着 通過順4-3-3 34秒7-34秒7(1位)
2着 ウインジェルベーラ 前走・新馬 4番人気1着 通過順3-3-3 35秒1-35秒5(2位)
連対馬全てが逃げ・先行、4角3番手以内で勝ち上がっている。また、連対馬10頭中7頭が前走で上がり3F1位をマーク。前走で函館芝1200mを走り、4角3番手以内かつ上がり最速であれば、過去5年で〔4.3.2.5〕という成績になる。
この条件を満たしたのはカルリーノ、スズカカナロア、ニヴィアンの3頭。ただし、未勝利戦を勝ち上がってきた馬は、前走で2着馬に付けた「着差」が鍵。馬券に絡んだ3頭は全て0.4秒差以上の着差を付けており、0.2秒差以内の馬は過去5年で〔0.0.0.13〕。◎には新馬勝ちのスズカカナロアを推したい。
狙いは末脚に余裕のある馬?
上に過去5年の連対馬を挙げたが、もうひとつ注目は前後半3Fのタイム。スプリント戦にもかかわらず、10頭中6頭が「前半3Fよりも後半3Fの方が速い、もしくは前後半3Fが同タイム」という馬だった。全体時計は馬場状態などによって左右されるが、前後半のタイムのバランスによって余力の有無を計るのも手か。
これに冒頭で述べた「前走が函館芝1200m」という点と「乗り替わりがない」という点を加味すると、アスターペガサス、トーセンオパールの2頭が浮上する。こちらも押さえておきたい。
結論
◎スズカカナロア
△カルリーノ
△ニヴィアン
△アスターペガサス
△トーセンオパール
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