キーンランドCに絶対的なデータ 函館スプリントで3着以内なら…

重賞データ攻略
キーンランドC

 函館SSからの臨戦組や夏の北海道戦線で力を付けてきた馬、それに加えて秋のGIを目指す有力馬たちが交錯するキーンランドC。国内外の名手達が集まる札幌で、どんな結末が待っているのか?

1番人気は堅実だが…

 昨年は13頭立ての12番人気だたエポワスが勝利し、波乱となったキーンランドC。3年前には馬連3万円台の決着もあり、荒れる要素の大きいレースにも見えるが…。

人気別成績(過去10年)
1番人気〔1.4.3.2〕
2番人気〔3.2.0.5〕
3番人気〔2.0.1.7〕
4番人気〔1.0.2.7〕
5番人気〔0.0.2.8〕
6~10番人気〔1.3.2.44〕
11番人気以下〔2.1.0.50〕

 とはいえ、1番人気が馬券を外したのは過去10年で2回だけ。1勝のみの成績だが、比較的2~4番人気がこれをカバーしている印象もある。ただし、人気薄の好走も珍しくないのが実情。

年齢別成績(過去10年)
3歳〔1.1.1.19〕
4歳〔3.4.4.17〕
5歳〔4.1.4.27〕
6歳〔0.3.0.32〕
7歳以上〔2.1.1.28〕

東西別成績(過去10年)
関東馬〔3.1.4.60〕
関西馬〔7.9.6.60〕

 4歳馬が連対率25.0%、複勝率39.3%でトップ。これに5歳馬が続く。ただし、昨年は9歳馬が勝利したように、高齢馬を無条件で切るのは避けた方が良いか。

 東西では関西馬が圧倒的。ただ、近5年の勝ち馬のうち3頭は関東馬。また、牝馬の活躍も目立つレースであり、過去10年で〔6.4.5.40〕と1~3着馬の半数を占めている。

三者三様の臨戦過程

 過去も含め、出走メンバーの臨戦過程を見渡すと、函館SSからの臨戦となる馬、春のGIからの休み明けとなる馬、夏の北海道で条件戦~OP戦を戦ってきた馬の3パターンが大半を占める。

前走レース別成績(過去10年)
函館SS〔3.1.4.24〕
アイビスSD〔2.1.0.16〕
1600万〔1.2.1.6〕
OP特別〔2.2.2.49〕
GIII〔5.4.5.47〕
GII〔1.0.0.4〕
GI〔1.2.2.9〕

 最も好走例の多い函館SS組だが、前走の着順が素直に結果に繋がっており、函館SSで3着以内なら〔3.1.4.5〕、4着以下なら〔0.0.0.19〕と明暗がクッキリ。この組は素直にヒルノデイバローナックビーナスの2頭をピックアップ。

 前走・GI組は5頭が馬券圏内に入っているが、そのうち3頭がマイルGIからの臨戦と、距離短縮でも問題なく結果を残している点に注意。実績面では5頭全馬に芝1200mで重賞連対が、5頭中4頭に芝1400mで重賞3着以内があった。開催後半の洋芝ということもあり、やや長目の距離にも対応できるスプリンターが理想。これに当てはまるのはレッツゴードンキ

レッツゴードンキ

実績ある牝馬レッツゴードンキ(中央黄帽)も圏内の1頭(撮影:日刊ゲンダイ)

洋芝実績があれば格下でも

 前走・1600万勝ちの馬が〔1.2.1.4〕と半数が馬券に絡む活躍。また、前走・函館SS以外の函館&札幌1200m組は〔3.4.3.54〕という成績。率こそ一息だが、1~3着馬の3分の1はこのグループ。

 この組は洋芝適性の高さで実績不足をカバーする傾向も強く、馬券に絡んだ10頭中9頭までが、函館・札幌の芝1200mで2勝以上、もしくは連対率50%以上の馬だった。今回のメンバーでは、この両方をクリアしたクリーンファンキーデアレガーロの2頭を狙ってみたい。

結論

ヒルノデイバロー
ナックビーナス
レッツゴードンキ
クリーンファンキー
デアレガーロ

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