ここ2年は1番人気が連勝 セントウルSは軸2頭で勝負

重賞データ攻略
セントウルS

 サマースプリントシリーズの最終戦にして、スプリンターズSの前哨戦でもあるセントウルS。勝てばシリーズ制覇のラブカンプーの前に春のスプリント王ファインニードルが立ちはだかる!

1番人気が2連勝中

 あのロードカナロアが2年連続で2着に敗れるなど、GIの前哨戦とあってか1番人気が思わぬ敗戦を喫するケースも珍しくなかったが、ここ2年はその1番人気が連勝中。やや傾向に変化が出てきたか。

人気別成績(過去10年)
1番人気〔2.5.1.2〕
2番人気〔2.2.1.5〕
3~4番人気〔3.0.2.15〕
5~6番人気〔2.2.2.14〕
7~9番人気〔0.0.2.28〕
10番人気以下〔1.1.2.54〕

 基本的に大振りは避けたほうが良い。10番人気以下で馬券に絡んだ4頭中3頭は「近5走以内に重賞2着」があり、例外の1頭にも「前年重賞2着」があった。人気薄を拾うなら重賞実績は欲しいところ。

年齢別成績(過去10年)
3歳〔3.0.1.14〕
4歳〔4.2.1.16〕
5歳〔3.5.3.33〕
6歳〔0.1.4.32〕
7歳以上〔0.2.1.23〕

 勝ち馬の全てと、2着馬の10頭中7頭までが3~5歳馬。6歳以上となると、3着候補をメインに考えたい。

先行力は必須?

 開幕週の馬場ということで、先行力が問われるレースでもあり、特に近5年では逃げ切りが3度も決まっている。

脚質別成績(過去10年)
逃げ〔3.0.1.6〕
先行〔5.6.3.24〕
差し〔2.2.6.41〕
追込〔0.2.0.47〕

 特に気を付けたいのが4角の通過順。当レースの4角5番手以内は〔10.7.6.34〕、連対率29.8%、複勝率40.4%。逆に4角7番手以下になると〔0.3.4.78〕となる。迷ったら先行馬がセオリーだろう。

サマースプリント組が中心

 出走馬の多くが北九州記念を始めとするサマースプリントシリーズからの臨戦となるが、その成績は以下の通り。

前走レース別成績(過去10年)
北九州記念〔5.0.5.50〕
アイビスSD〔3.2.0.5〕
高松宮記念〔1.2.0.5〕
CBC賞〔0.1.1.8〕
キーンランドC〔0.1.0.5〕
OP特別〔0.0.1.20〕

 まず目に付くのは勝ち馬の半数を送り出している北九州記念組。この組は2桁着順からの巻返しもあったりと、狙いが絞りにくいが、最先着馬が今回5番人気以内なら〔2.0.2.3〕と上々の成績。シリーズ制覇のかかる北九州記念3着馬ラブカンプーは上位争いに加わってくるとみる。

ラブカンプー

先行脚質も魅力のラブカンプー(撮影:日刊ゲンダイ)

 また、同年の高松宮記念1着馬は過去10年で〔2.2.0.2〕という成績。春のスプリント王ファインニードルは久々で58キロを背負うが、この阪神芝1200mは〔3.1.0.0〕と相性抜群。人気馬の信頼度自体も高いだけに、ラブカンプーとの2頭軸で勝負したい。

近走好走歴の有無が鍵

 前走・OP特別組は3着に1頭のみだから、相手選びは前走・重賞組からがベター。過去10年の連対馬20頭のうち、外国馬2頭を除く18頭全馬に「近3走以内に3着以内」があった。近走に好走歴のない馬は割引きで、前述の2頭以外だとネロレジーナフォルテの2頭が該当。

 また、近走好走歴とも関連して、同年の函館SS・CBC賞・アイビスSD・CBC賞・北九州記念・キーンランドCのいずれかで5着以内に入っていれば〔8.5.5.39〕という成績。アサクサゲンキグレイトチャーターラインスピリットまでを拾っておきたい。

結論


ラブカンプー
ファインニードル

相手候補
ネロ
レジーナフォルテ
アサクサゲンキ
グレイトチャーター
ラインスピリット

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