狙い目は明らか? 枠順と脚質に極端な傾向のある福島記念
GI・エリザベス女王杯の裏で行われるローカルのハンデ重賞・福島記念。混戦必至のメンバー構成で馬券も難解。暗中模索の中でデータ班が導き出した結論は?
関東馬に地の利アリ
関東ローカルの重賞だが、過去の出走馬を振り返ると、東西でそれほど差はない。ただし、成績で見ると、やはり地の利がある関東馬がやや有利な様子。
所属別成績(新潟開催時を除く過去9回)
関東馬〔7.7.4.61〕
関西馬〔2.2.5.53〕
関東馬の連対率17.7%に対して関西馬は6.5%となっている。また、関西馬については乗り替りがあった馬が〔2.2.1.38〕、継続騎乗なら〔0.0.4.15〕となっており、乗り替わっている馬の方が勝負気配が強いとも言えるか。
内枠&先行がセオリー?
直線の短いローカルコースとあって、特に勝ち馬に関しては内枠と先行タイプの脚質の馬の活躍が目立つ。
脚質別成績(新潟開催時を除く過去9回)
逃げ〔1.0.1.9〕
先行〔7.4.0.24〕
差し〔0.5.7.37〕
追込〔1.0.1.43〕
枠番別成績(新潟開催時を除く過去9回)
1枠〔2.2.2.11〕
2枠〔2.0.2.14〕
3枠〔4.0.1.13〕
4枠〔0.1.0.17〕
5枠〔1.2.0.14〕
6枠〔0.1.0.17〕
7枠〔0.3.1.14〕
8枠〔0.0.3.14〕
特に2012年以降の6年間では、勝ち馬すべてが4角2番手以内の位置取りで、ここ4年連続で1~2枠の馬が勝利。内枠&先行がキーポイントであり、その点から言えば1枠2番のスティッフェリオ、次点に1枠1番のエアアンセムが候補に挙がる。
斤量増は割引き
芝中距離のハンデ戦だけに、臨戦過程も多種多様。マイル路線から臨んでくる馬の好走例も珍しくなく、なかなか傾向自体は捉えづらい。
前走レース別成績(新潟開催時を除く過去9回)
富士S〔3.0.2.6〕
天皇賞(秋)〔2.0.1.3〕
1600万〔1.1.0.6〕
OP特別〔0.4.1.39〕
GIII〔4.1.3.35〕
GII〔2.2.3.26〕
GI〔2.1.2.5〕
前走・GI組の好走率は高いものの、今年は不在。また、前走からの斤量の増減で見ると、今回斤量増の馬が〔0.1.2.10〕と一息。ここではエアアンセムとマルターズアポジーの2頭が斤量増。買っても押さえまでにしておきたい。
福島記念連対馬のポイント(新潟開催時を除く過去9回)
- 重賞3着以内(18頭中15頭)
- 右回りコーナー4つの芝1800m~2000mで1着(18頭中15頭)
- 中山芝で連対(18頭中15頭)
- 同年に2着以内(18頭中17頭)
重賞実績に加えて、右回りでコーナー4つの中距離戦に実績があること、福島と比較的コース形態の似ている中山で実績があることの2点が重要。同年に2着以内の実績において例外だった馬は重賞で0.5秒差4着の実績があった。今年に入ってからサッパリという馬は流石に消し。
こちらのポイントで浮上したのはエアアンセム、キンショーユキヒメ、マイスタイル、マイネルハニー、ルミナスウォリアーの5頭。前述のスティッフェリオを軸に、この5頭で勝負したい。
結論
◎スティッフェリオ
△エアアンセム
△キンショーユキヒメ
△マイスタイル
△マイネルハニー
△ルミナスウォリアー
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