来年に向け好素材揃った京都2歳S ◎は「継続騎乗」の馬
昨年は当レース2着のタイムフライヤーが続くGI・ホープフルSに勝利。例年の如く少頭数の一戦だが、素質馬&良血馬が揃い、来年のクラシック戦線へ向けて注目の一戦になる!?
波乱は望みづらい
当レースが重賞に格上げされたのは2014年。ここではそれ以降の4年間について検討していきたい。
人気別成績(過去4年)
1番人気〔0.2.1.1〕
2番人気〔1.1.0.2〕
3番人気〔2.0.0.2〕
4~6番人気〔1.1.3.7〕
7番人気以下〔0.0.0.15〕
過去4年間の出走頭数が8~12頭というのもあるが、下位人気馬は流石に狙いづらい。連対馬は8頭中6頭までが3番人気以内。連軸には上位人気を据えるのがベターだろう。
キャリア戦数別成績(過去4年)
1戦〔2.1.1.4〕
2戦〔0.2.2.6〕
3戦〔1.1.0.7〕
4戦〔1.0.1.5〕
5戦以上〔0.0.0.5〕
キャリアは1~2戦で十分。ただし、騎手の乗り替わりが発生していた場合は〔1.1.1.16〕、継続騎乗の〔3.3.3.11〕に比べて明らかに成績が落ちるので注意。キャリアが浅いからこそ、鞍上は固定されている方が望ましい。
生月別成績(過去4年)
1月〔0.2.0.1〕
2月〔0.1.0.7〕
3月〔4.1.2.11〕
4月〔0.0.2.6〕
5月〔0.0.0.2〕
連対馬は全て1~3月生まれ。キャリアの数よりも生まれた時期の方が馬券的にはポイントになりそう。
初戦の内容がポイントに
実績面で必要なのはとにかく距離。過去4年の1~3着馬すべてに芝1800m~2000mで1着経験があった。次に重要視したいのはデビュー戦の内容。まとめると以下の通り。
京都2歳S1~3着馬の新馬戦(過去4年)
- 2着以内(12頭中10頭)
- 3番人気以内(12頭中10頭)
- 芝1800m~2000m(12頭中11頭)
- 上がり3F3位以内(12頭中10頭)
これをクリアしたのはクラージュゲリエ、ミッキーブラック、ワールドミレミアの3頭。このうち、軸にするなら乗り替わりの発生していないワールドプレミアか。友道厩舎は2014年以降の過去5年、京都芝2000mで〔11.9.6.20〕、連対率43.5%・複勝率56.5%を誇る。
2番手評価はクラージュゲリエ。池江寿厩舎は前述の友道厩舎を上回る〔16.8.2.28〕という成績をこの京都芝2000mで収めており、堂々のトップ。3着だった札幌2歳Sで半馬身差の勝ち馬ニシノデイジーは先週の東京スポーツ杯2歳Sも連勝。能力はここでも。
穴なら、当レースで高い好走率を誇るハーツクライ産駒のペルソナデザインを推したい。そのハーツクライ産駒は過去4年で〔2.1.2.2〕。2014年には8頭立てながら6番人気と5番人気でそれぞれ1着、3着に好走と舞台設定は文句ナシ。
結論
◎ワールドプレミア
○クラージュゲリエ
▲ミッキーブラック
△ペルソナデザイン
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