今年は4歳馬が出るぞ! ポイントはダービー&菊花賞での着順

重賞データ攻略
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 2013年から2017年にかけては明け4歳馬が5連勝。今年も菊花賞5着のグローリーヴェイズを筆頭に有力4歳勢がスタンバイ。今後の中長距離路線を占う上では見逃せない一戦になりそうだ。

基本的には荒れづらい

 近3年は1番人気が必ず連対し、その相手も2・2・4番人気という決着。ハンデ戦とはいえ、基本的には堅いレースと言える。

人気別成績(過去10年)
1番人気〔3.4.1.2〕
2番人気〔4.1.0.5〕
3番人気〔0.3.0.7〕
4番人気〔0.1.5.4〕
5番人気〔0.0.0.10〕
6~10番人気〔2.1.3.44〕
11番人気〔1.0.1.39〕

 1番人気が馬券を外したのは過去10年で2回だけ。その2回を除く8回の馬連平均配当は1190円だから、3着馬に穴馬を狙うならまだしも、1~2着候補は素直に考えたい。

乗り替り有無別成績(過去10年)
継続騎乗〔6.7.4.34〕
乗り替り〔4.3.6.77〕

 乗り替りがあった組は連対率7.8%。継続騎乗組の連対率25.5%に比べると、物足りない。ただし、前走1着からの乗り替りなら〔2.1.2.4〕と好成績。前走6着以下が〔1.0.2.55〕だから、この点は注意したい。

4歳馬が強いレース

 昨年こそ出走がなかった4歳馬だが、それ以前は5連勝と圧倒的な成績を収めていた。それに加えて今年は明け4歳世代が強力。先週の京都金杯を勝利し、中山金杯も2着。勢いそのままに、ここでもその強さを見せ付けるか。

年齢別成績(過去10年)
4歳〔6.5.2.20〕
5歳〔2.4.5.21〕
6歳〔2.1.3.24〕
7歳以上〔0.0.0.46〕

 4歳馬の連対率は33.3%、複勝率は39.4%。年齢を重ねるにつれ好走率は低下している。やはりまずは4歳馬の取捨を検討することが的中への近道だろう。

 人気面についてだが、今回3番人気以内なら〔4.5.1.3〕と高い好走率。その一方で、4番人気以下が〔2.0.1.17〕。また、斤量面も同様に55キロ以上なら〔5.3.1.9〕と半数が馬券圏内。54キロ以下の〔1.2.1.11〕と比較すると、その差は大きい。

 当レースで勝利した4歳馬6頭のうち、5頭にはダービー・菊花賞で1桁着順の実績があった。この点から◎はグローリーヴェイズに。2~3着馬7頭のうち5頭には重賞3着以内の実績があり、例外の2頭には1000万で1番人気1着があった。ここではメイショウテッコンアフリカンゴールドが浮上。

グローリーヴェイズ

◎には強い4歳勢からグローリーヴェイズを選択(撮影:日刊ゲンダイ)

狙いは決め手のある上がり馬

 過去10年、牝馬が〔2.1.2.7〕と少ない出走数ながらも好走。そのうち、前走が愛知杯だったのは〔2.1.1.4〕。ただし、愛知杯は日程が繰り下がったので、このデータは無意味。改めて臨戦過程を整理してみたい。

前走レース別成績(過去10年)
有馬記念〔2.0.1.6〕
菊花賞〔2.0.0.3〕
1000万〔1.1.2.1〕
1600万〔1.3.0.20〕
OP特別〔0.0.2.24〕
GIII〔2.5.1.28〕
GII〔1.1.4.22〕
GI〔5.0.1.16〕

 勝ち馬の半数が前走・GI組。ただ、この5頭はすべて前走7着以内。ある程度、上の着順にいることが条件だが、これを満たしたのは前述のグローリーヴェイズだけ。

 もうひとつ特徴的なのは前走・OP特別組よりも前走・1000万組や前走・1600万組の方が成績が良いこと。OPクラスで燻っている馬よりも条件戦で好成績を収めてきた馬に分がある。特に1600万組は前走で1番人気1着&上がり3F2位以内なら〔1.3.0.2〕まで信頼度が上昇。シュペルミエールルックトゥワイスの2頭にも注目だ。

結論

◎グローリーヴェイズ
△メイショウテッコン
△アフリカンゴールド
△シュペルミエール
△ルックトゥワイス

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