やはり前走あのレースを使った馬が有利か 京成杯の◎

重賞データ攻略
京成杯

 昨年は当レース2着のコズミックフォースがダービーで16番人気3着と大穴をあけてみせた。今年、ここから羽ばたくのはクラシック戦線の主役か伏兵か。データ班が期待するのは…!?

狙っても中穴まで

 今年は12頭立てと、例年よりも少ない頭数になった京成杯。同じく12頭立てだった2013年は7→5→9番人気での決着で波乱になったが…。

人気別成績(過去10年)
1番人気〔3.3.1.3〕
2番人気〔3.1.2.4〕
3番人気〔1.1.1.7〕
4番人気〔0.0.1.9〕
5~7番人気〔3.4.3.20〕
8~9番人気〔0.1.1.18〕
10番人気以下〔0.0.1.57〕

 連対馬20頭中19頭までが7番人気以内。単勝オッズで言うと、15.0倍未満である。3着候補はともかく、連対馬に関しては大振りは禁物。

所属別成績(過去10年)
関東馬〔5.5.7.83〕
関西馬〔4.5.3.35〕
地方馬〔1.0.0.0〕

 関東馬の連対率は10.0%。関西馬は19.1%なので、やや関西優勢とも言える。また、キャリア3~4戦が〔9.7.2.40〕と連対馬20頭中15頭を占め、2戦も3連対あるのに対し、5戦以上からは連対馬が1頭のみ。使い過ぎの馬は好ましくない。

脚質別成績(過去10年)
逃げ〔0.1.1.8〕
先行〔5.1.2.30〕
差し〔5.5.2.43〕
追込〔0.3.4.37〕
捲り〔0.0.1.0〕

 逃げ馬はやや不利。勝ち馬は先行~差しから出ているが、2~3着馬は差し~追込タイプが多い。また、枠番で見ると、5枠と8枠が3勝ずつ。2~3着馬に関しては内外の差はないが、勝ち馬は比較的外枠の方が多い。

ステップ毎の好走条件は…

 次に実績面について整理すると、過去10年の連対馬20頭中19頭までが複勝率50%以上。同じく19頭は芝1800m~2000mで1着があった。中でも、今回と同じ中山芝2000mで3着以内があった馬は〔4.2.4.22〕、複勝率31.3%なら上々だろう。しかも、これに当てはまるのはカイザースクルーンシークレットランランフォザローゼスの3頭だけ。次に臨戦過程について見ていこう。

前走レース別成績(過去10年)
エリカ賞〔3.0.1.4〕
葉牡丹賞〔2.1.1.2〕
ホープフルS〔1.1.3.21〕※OP・GII時代含む
東スポ杯2歳S〔0.1.1.4〕
新馬〔0.0.2.15〕
未勝利〔1.3.1.26〕
500万〔6.1.2.30〕
OP特別〔2.0.2.17〕
重賞〔1.6.2.30〕

 6頭の勝ち馬を輩出している前走・500万組が中心。前走1着馬が〔5.1.1.10〕で、馬券に絡んだ9頭中7頭が該当。例外の2頭は前走2着馬だった。また、前走の上がり3Fが2位以内なら〔5.1.1.11〕。◎は葉牡丹賞を勝って臨むシークレットラン。そこで2着だったランフォザローゼスは押さえ候補だ。

シークレットラン

前走葉牡丹賞を勝ってここに臨むシークレットラン(撮影:日刊ゲンダイ)

 前走がOP特別以上だった馬は13頭が馬券に絡んでいるが、そのうち12頭までが前走5着以内。唯一の例外、2014年1着のプレイアンドリアルは前走・朝日杯FS7着。基本的に前走好走が条件だろう。ここでは東スポ杯2歳S5着のダノンラスターをピックアップ。

 前走・新馬組で3着に入った2頭の共通点は「上がり3F最速で勝ち上がっている」こと。3着候補に押さえるならヒンドゥタイムズ。前走・未勝利組の共通点は「0.2秒差以上の着差」をつけて、「上がり3F3位以内」で勝ち上がっていること。こちらはリーガルメインが該当。

結論

◎シークレットラン
△ランフォザローゼス
△ダノンラスター
△ヒンドゥタイムズ
△リーガルメイン

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