AJCCの特注データ 中山芝2200mの重賞を前年に勝っていると…
クラシック三冠の最終戦、菊花賞で数々の不利なデータを覆して勝利したフィエールマン。2019年の始動戦、強敵は同世代か年長馬か。果たして今度はデータで読み切れるのか!?
一筋縄ではいかない可能性も?
昨年は2番人気馬が勝利し、2着には1番人気。馬連460円と堅い決着になったが、過去を振り返ると、そう簡単なレースではなさそうだ。
人気別成績(過去10年)
1番人気〔2.2.0.6〕
2番人気〔3.2.2.3〕
3番人気〔1.1.3.5〕
4~5番人気〔3.1.1.15〕
6~10番人気〔1.3.4.42〕
11番人気〔0.1.0.36〕
勝ち馬の10頭中9頭までが5番人気以内から出ているが、肝心の1番人気馬の成績が今ひとつ。それをよく2番人気がカバーしており、1番人気が馬券を外した6回中5回で2番人気が馬券に絡んでいる。
所属別成績(過去10年)
関東馬〔6.8.7.68〕
関西馬〔4.2.3.39〕
複勝率では関東馬が23.6%、関西馬が18.8%。出走数が多い関東馬だが、好走率も上々の数字。
年齢別成績(過去10年)
4歳〔1.3.2.12〕
5歳〔4.0.3.20〕
6歳〔3.1.2.27〕
7歳〔2.2.1.23〕
8歳〔0.4.2.12〕
4歳馬と8歳馬の連対率、複勝率が同じと、高齢馬でも好走するケースは少なくない。ただし、勝ち馬は7歳以下から選びたい。
前走GI組の強さが目立つ
臨戦過程を振り返ると、GII戦とはいえ条件戦やOP特別からの臨戦馬も比較的多いが、個別のレースでは有馬記念や中山金杯組の数が多いのが特徴のひとつ。
前走レース別成績(過去10年)
有馬記念〔4.2.1.9〕
中山金杯〔1.1.2.23〕
中日新聞杯〔0.1.1.2〕
菊花賞〔0.1.0.1〕
1600万〔1.0.1.17〕
OP特別〔0.2.2.21〕
GIII〔1.4.3.29〕
GII〔3.0.2.19〕
GI〔5.4.2.21〕
前走・GI組、特に前走・有馬記念組の好走が目立つ前走・GI組でみると、前走の着順に大きな傾向は見当たらないが、前走2~3着馬が〔0.1.0.4〕というのは気になる点(前走1着馬は出走ゼロだが…)。前走好走の反動は少なからずあるのかもしれない。その点から推すとすればサクラアンプルールとジェネラーレウーノ。前走が一昨年の有馬記念というシャケトラは流石に割引きが妥当。
前走・1600万組は、そもそも今回は出走馬がゼロ。前走・OP特別組は馬券に絡んだ4頭全てが前走も中山コースという馬。こちらも該当馬はゼロ。そうなると、残るはGII~GIII組。
前走・GII~GIII組の最大の共通点は前走が2000m戦ということ。これは例外が1頭だけ。また、前走3着以内なら〔2.2.4.4〕と信頼度はなかなかのもの。一方、前走3番人気以内というグループも〔4.1.1.5〕という成績。この点から言えばショウナンバッハ、ステイインシアトル、ダンビュライト、メートルダールの4頭が浮上する。
軸にするなら?
1番人気や前走・GI好走馬の不振と、ネガティブな要素が重なるフィエールマンだが、同馬はむしろそういったデータを覆してきた馬。鞍上のルメールJは2018年以降の中山芝1800m~2200mで〔17.6.6.10〕、連対率59.0%、複勝率74.4%と驚異的な数字を誇るだけに、上位評価は必要。
それでも、軸にするならジェネラーレウーノをオススメしたい。というのも、中山芝2200mで行われている重賞は3鞍あるが、前年にこのいずれかを勝利している馬は過去10年で〔2.2.1.1〕と好成績。これを満たすのがジェネラーレウーノとダンビュライト。昨年2着のミッキースワローもセントライト記念1着→菊花賞敗退からの好走だった。逆転があるなら中山4戦3勝のこの馬。
結論
◎ジェネラーレウーノ
○フィエールマン
▲ダンビュライト
△サクラアンプルール
△ショウナンバッハ
△ステイインシアトル
△メートルダール
菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
的中買い目を見る
小野智TM
11/17(日)東京2R
払戻金 28万7300円
的中買い目を見る
土屋(競友)
みやこS(GIII)
払戻金 37万2300円
的中買い目を見る
三代川(編集)
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
的中買い目を見る