いよいよ次はGI獲りへ インティの快進撃は止まらない

佐藤直文 レース回顧
東海S
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鞭を一発入れただけの完勝劇 インティ

 断然人気に推された5連勝中のインティが、目標とされることを厭わずにハナに立つ形。前半1000mのラップは61秒5と、ソコソコの流れだったが、この馬にとってはけっして速くはないペースだったろう。

 そのインティ。セーフティリードを保ったまま直線を向くと、後続馬のジョッキーの手が激しく動く中で、ラスト1ハロンを切ったところで気を抜かせないように鞭を一発入れただけという着差以上の完勝劇だった。これで次はフェブラリーSへとなる可能性が高いが、どこを使っても有力視できるレベルだろう。

インティ

断然人気のインティ(右)が6連勝で重賞初制覇(撮影:日刊ゲンダイ)

 2着チュウワウィザードは、勝ち馬を視界に入れた好位で流れに乗り、直線でもジリジリと脚を伸ばした。勝ち馬には完敗も、3着以下に7馬身差なら、これまた相当な力を示したと言える。

 3着スマハマは、2番手から勝ち馬を追いかける厳しい形で、最後は脚が上がってしまったが、これは8ヶ月ぶりの分もあったろう。積極的な競馬ができたことも大きな収穫で、次は大きな上積みが期待できる。

 4着コスモカナディアンは、リピーターが結果を出す性格のレースらしく、直線でも渋太く踏ん張ったが、2着だった昨年よりはメンバーも揃っていた印象。

 5着アスカノロマンも、3年前の勝ち馬らしいコース適性の高さを見せたとはいえ、現状の力ではここまでだったか。

 アンジュデジールは、陣営も認めていたように次を見据えた仕上げであったが、直線半ばで鞍上が追うのを止めて入線後に下馬。無事を祈りたいところだ。

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佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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