前半32秒3の衝撃 モズスーパーフレアの「速さ」は優にGIレベル
誰も付いて行けない逃走劇 モズスーパーフレア
テンの3ハロンが32秒3というのは、ちょっとお目にかかれない数字。このレースが重賞となった2006年以降でも最速のタイムなのだが、まだオープン特別だった2002年にショウナンカンプがテン32秒0を計時して逃げ切った記録がある。そのショウナンカンプが直後の高松宮記念を制したことを考えれば、逃げ切った今回の勝ち馬も優にGIレベルのスプリント能力を示したと言えそうだ。
そのモズスーパーフレア。暴走気味にも映る前半のラップで、上がり3ハロンを34秒8でまとめたのなら、他馬はお手上げであった。前述したショウナンカンプは上がりが35秒3も要していたことを考えても、馬場差こそあれかなりの高水準と見ていい。高松宮記念も馬場次第となりそうだが、極端に重い馬場にならなければ、期待できるはずだ。

モズスーパーフレアが勝ち時計1分07秒1で重賞初V(撮影:日刊ゲンダイ)
2着ナックビーナスは、離れた2番手の絶好位から、自身も32秒9-34秒4というラップ構成で3着以下には水を開けたのだから、内容的には過去2年の2着を上回る走りだったと言える。今日のところは相手が悪かっただけだ。
3着ダイメイフジは、ここ数戦はチグハグな競馬が続いていたが、今日のようなスムーズな競馬ができればこのくらい走っても不思議はない。4走前にはこの舞台で今日の勝ち馬を差し切っているように、中山1200mはピッタリの馬だ。
4着ペイシャフェリシタは、直線で少し窮屈になるシーンもあったが、これまたこのくらいは走る力のある馬。叩き3走目で状態も上がっていたと言える。
5着ショウナンアンセムは、これが2度目の1200m戦だったが、適性自体は感じさせる走りっぷりで、もう少し時計のかかる決着ならチャンスもありそうだ。
ダイメイプリンセスは、後方から運んで見せ場すら作れなかったが、鞍上も早々に諦めて無理をさせなかった印象。ただ、前走時の印象も含めて夏馬の可能性もある。ラブカンプーもまた冬毛が伸びた馬体が寂しく映り、昨夏のデキにはなかったか。
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