「避けたい」条件 避けられたGI馬は5頭中2頭だけ
昨年はスワーヴリチャードとサトノダイヤモンドの「ダービー2着馬対決」に注目が集まったが、今年は5頭のGI馬が集結。前哨戦ながらGI並みのハイレベルな一戦をどう読み解く?
乗り替りは避けたい
2012年に中京コースが改修され、5月から12月へと施行時期が移動。その後、2017年からは大阪杯のステップレースとして3月に移設という経歴を持つ。2012年以降の7年間で6~10番人気の中穴が〔1.5.2.26〕。ただし、3月移設後の近2年は1番人気が連勝中である。
所属別成績(過去7年)
関東馬〔1.1.1.16〕
関西馬〔6.6.7.55〕
脚質別成績(過去7年)
逃げ〔0.2.0.5〕
先行〔2.3.1.18〕
差し〔5.2.6.23〕
追込〔0.0.1.25〕
ここ2年は関西馬が1~3着を独占。施行時期の変更でメンバーのレベルが上がったことも要因として考えられる。脚質では差しタイプが優勢だが、上がり3F最速をマークした馬は〔1.0.1.6〕と一息。末脚一辺倒では厳しい。
乗り替り有無別成績(過去7年)
継続騎乗〔6.4.4.29〕
乗り替り〔1.3.4.42〕
継続騎乗組は連対率23.3%、複勝率32.6%。それに対して乗り替り組は連対率8.0%、複勝率16.0%。今回のメンバーで前回と騎手が同じなのはダノンプレミアムとペルシアンナイトの2頭だけ。
距離延長は割引き
開催時期の変更で参考になるデータというのが難しい所だが、ここでは前走のクラスと距離を見ていきたい。
前走クラス別成績(過去7年)
1600万〔0.2.0.5〕
OP特別〔1.0.2.8〕
GIII〔1.2.0.15〕
GII〔2.0.2.18〕
GI〔3.3.4.25〕※海外含む
前走距離別成績(過去7年)
1600m〔0.0.0.1〕
1800m〔0.3.1.7〕
2000m〔2.3.3.27〕
2200m〔0.0.2.13〕
2400m以上〔5.1.2.22〕
3000m以上〔0.0.0.5〕
距離延長組からは勝ち馬が出ていないのは気になる所。ただし、2着は3回あるので押さえには十分だろう。前走のクラス別の成績では、GI組の好走例が多い。特に近2年は以下の通り。
過去2年の金鯱賞
2017年
1着 ヤマカツエース 前走・有馬記念(GI) 8番人気4着
2着 ロードヴァンドール 前走・小倉大賞典(GIII) 11番人気4着
3着 スズカデヴィアス 前走・白富士S(OP) 3番人気1着
2018年
1着 スワーヴリチャード 前走・有馬記念(GI) 2番人気4着
2着 サトノノブレス 前走・凱旋門賞(GI) 11番人気16着
3着 サトノダイヤモンド 前走・凱旋門賞(GI) 2番人気15着
2年連続で有馬記念組が勝利。また、2017年2着のロードヴァンドールを除く近2年の1~3着馬5頭にはGI~GIIで連対実績があった。過去7年の連対馬では、14頭中9頭に重賞連対実績があり、例外の5頭中4頭は1~2走前に1600万勝ちと勢いのあった馬達。その他の実績面では、芝2000mで1着(14頭中12頭)、芝左回りで1着(14頭中11頭)というのがポイント。
◎はダノンプレミアム。ダービー以来の実戦になるが、継続騎乗の鞍上・川田Jは過去3年の中京芝2000mで〔6.6.4.13〕、連対率41.4%・複勝率55.2%を誇る。○は同じく継続騎乗組のペルシアンナイト。1600mからの距離延長が気になる点だが、2000mではGIで2着2回。MデムーロJは前述の期間で川田Jを上回る〔15.6.5.21〕という成績を挙げ堂々のトップに立っている。
相手候補には距離延長組を除いて、実績面の条件をクリアしたギベオン、モズカッチャン。エアウィンザーはGI~GIIでの連対実績こそないが、3走前に1600万勝ちとフレッシュで勢いがある。こちらもマークしておきたい。
結論
◎ダノンプレミアム
○ペルシアンナイト
△ギベオン
△モズカッチャン
△エアウィンザー
久光TM
凱旋門賞(GI)
払戻金 19万1600円
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土屋(競友)
毎日王冠(GII)
払戻金 16万4600円
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持木TM
スプリンターズS(GI)
払戻金 11万0430円
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菅TM
キーンランドC(GIII)
払戻金 114万8250円
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