葵S波乱の使者に一目瞭然の共通点が… 浮上したのは3頭

重賞データ攻略
葵S

 昨年、重賞に昇格した3歳春のスプリント決戦。今年も混戦の様相だが、これを制し3歳短距離戦線のトップに立つのは一体どの馬か?

波乱傾向の強い一戦

 オープン特別時代を含め、芝1200mで行われた近9年の人気別成績は以下の通り。

1番人気〔2.1.0.6〕
2番人気〔1.2.1.5〕
3番人気〔1.0.0.8〕
4番人気〔2.1.0.6〕
5番人気〔0.1.0.8〕
6~9番人気〔3.3.3.27〕
10番人気以下〔0.2.4.44〕

 馬券に絡んだ27頭のうち、半数以上の15頭が6番人気以下の穴馬となっている。9年間の馬連平均配当を見ても8,000円超。いかに穴馬を拾えるかがポイントになってきそうだ。

穴馬の共通点は?

 6番人気以下で馬券に絡んだ15頭のポイントは以下の通り。(近9年)

  • 芝1200m戦で勝ち鞍あり(15頭中12頭)
  • 芝1200m戦の複勝率が60%以上(15頭中11頭)
  • 前走が芝1200m戦以外(15頭中15頭)

 穴をあけた15頭を見ると、多くの馬に芝1200mの好走歴があり、15頭すべてが前走で芝1200m以外のレースに出走していた。元々スプリンターとして高い適性を示していた馬が、その近走で1400~1600m、あるいはダート戦に出走して敗れ、適距離のここで巻き返すというのが、穴馬の多くに見られる好走パターンと言える。

 近3年の連対馬7頭中6頭が牝馬というデータも加味すると、今年は上記条件をクリアし、人気薄が見込めそうなアズマヘリテージエイティーンガールメイショウケイメイの3頭が穴馬候補として浮上する。

穴馬候補

アズマヘリテージ
エイティーンガール
メイショウケイメイ

エイティーンガール

同コースで500万特別を勝っているエイティーンガール(撮影:日刊ゲンダイ)