武豊ダービー６勝目はこの馬で？ 反応抜群マイラプソディの★評価

鞍上・武豊で悲願の大舞台へ　マイラプソディ

7/7(日) 中京5R 2歳新馬 芝2000m
マイラプソディ　牡　馬体重：502kg
★★★★★★★　7点
騎手：武豊　厩舎：(栗)  友道
生産：ノーザンファーム
馬主：キーファーズ
父ハーツクライ
母テディーズプロミス（Salt Lake）

出して行けばポジションは取れそうだったが、慌てずに中団のやや後ろから。勝負所で各馬のペースが上がるタイミングでも悠然と構え、直線では大外へ。鞍上の武豊Ｊがゴーサインを出してからの反応は抜群で、ラスト２Ｆ11秒3－11秒2という加速ラップを楽々と差し切ってデビューＶ。今後が楽しみになる勝ちっぷりだった。

単勝1.8倍の人気に応えて武豊マイラプソディがデビュー勝ち（撮影：日刊ゲンダイ）

馬体診断

パドックではドッシリと落ち着いて周回。500キロ超の馬体だが、それを感じさせないまとまったシルエットで仕上がりも良かった。ただ、まだトモが少し緩めで、スタートが遅かったのはその分か。スナップの利いた脚先の捌きから非凡な瞬発力を感じさせ、距離の融通も利きそうなフットワーク。馬体に芯が入れば、決め手も更に威力が増すだろう。

血統診断

母はアメリカで走り、ダート1400ｍのＧI・ラブレアＳに勝利。母の父Salt Lakeは２歳時にダート1300ｍのＧI・ホープフルＳを勝利と、母系はアメリカのスピード色の強い血統構成。母父がアメリカ血統というのは、ハーツクライ産駒でいうとジャスタウェイやスワーヴリチャードも同様のパターンで、芝の中長距離で息の長い活躍が見込めそう。

馬券の狙い目→直線の長い東京コースがベストな印象。距離は延びてもＯＫで、タイトな競馬の経験を積めば、ダービー戦線も視野に入ってきそう。