推奨２頭は100％馬券になる!? 名物レースでの「マイスター」の扱い

　夏の新潟競馬の開幕を告げる名物重賞。ＪＲＡ唯一の直線コースを舞台とした重賞であり、これまでに多くの快速馬たちが迫力満点の好勝負を繰り広げてきた。注目の一戦をデータ面から紐解く。

同舞台の実績馬に注目

　直線競馬という特異な条件下で行われる重賞だけあって、例年、ここを狙って千直マイスターたちが一堂に会する。それだけにより高いコース適性が求められるが、中でも特に注目したいのが、この舞台でまだ連を外していない馬だ。

新潟芝1000ｍの連対率が100％だった馬（過去５年）
2014年　１着　セイコーライコウ　新潟直千〔１.０.０.０〕
2014年　７着　フォーエバーマーク　新潟直千〔０.２.０.０〕
2015年　２着　シンボリディスコ　新潟直千〔０.１.０.０〕
2015年　９着　フレイムヘイロー　新潟直千〔１.０.０.０〕
2016年　１着　ベルカント　新潟直千〔１.０.０.０〕
2016年　２着　ネロ　新潟直千〔２.２.０.０〕
2016年　３着　プリンセスムーン　新潟直千〔３.２.０.０〕
2017年　２着　フィドゥーシア　新潟直千〔１.０.０.０〕
2017年　３着　レジーナフォルテ　新潟直千〔１.０.０.０〕
2017年　６着　ラインスピリット　新潟直千〔１.０.０.０〕
2017年　10着　ネロ　新潟直千〔２.３.０.０〕
2018年　１着　ダイメイプリンセス　新潟直千〔２.０.０.０〕
2018年　９着　ノットフォーマル　新潟直千〔０.１.０.０〕
2018年　14着　クラウンアイリス　新潟直千〔０.１.０.０〕

　上記をまとめると、これまでにこの舞台で連対率100％だった馬は〔３.３.２.６〕。複勝率は57％超となる。今年はダイメイプリンセス、ライオンボス、ラブカンプーの３頭が該当。さらに、これを年齢別に分けると好戦必至の注目のデータが現れる。

連対率100％だった馬の年齢別成績（過去５年）
５歳以下〔２.３.１.０〕
６歳以上〔１.０.１.６〕

　新潟芝1000ｍの連対率が100％、かつ５歳以下だった馬は全頭が馬券対象となっている。今年はライオンボス、ラブカンプーがこの条件をクリア。対して、人気の一角ダイメイプリンセスは６歳馬で期待度は下がる。待望の直線競馬だが過信は禁物。

４歳馬ラブカンプーは昨年の２着馬（撮影：日刊ゲンダイ）

推奨馬

ライオンボス
ラブカンプー