マイナス16キロで大差レコード　ゴルコンダの★評価と適性は？

絵に描いたような圧勝劇　ゴルコンダ

7/27(土) 札幌1R 2歳未勝利 芝1800m
ゴルコンダ　牡　馬体重：518kg（-16）
★★★★★★　6点
騎手：ルメール　厩舎：(美)  木村
生産：ノーザンファーム
馬主：サンデーレーシング
父ヴィクトワールピサ
母ゴレラ（Grape Tree Road）

最内枠から敢然とハナに立ってペースを握ると、1000ｍ通過が59秒6と淀みない流れを作り出し、後続に脚を使わせる逃げを打った。終始抜群の手応えで直線に向くと、脚のあがった後続を尻目に1.8秒差の大差をつける圧勝劇。初戦は長く脚を使ったがキレ負けしての３着。２戦目の今回は持ち味を存分に発揮し、勝ち時計は２歳コースレコードで、翌日の古馬１勝クラスよりも速い。

馬体診断

500キロを超える大型馬だが、初戦からマイナス16キロと馬体重を絞り、スッキリと見せる仕上がり。初戦が緩めに映ったので、レースを１度使った上積みは大きかった様子。シッカリとした骨格で丈夫そうな脚回りに加え、ボリューム感のある全体のシルエットから、少し力の要る馬場の方が良さそうではある。幅のある馬体でフットワークも大きく、距離は延びても問題なし。

血統診断

母は３歳時にムーランドロンシャン賞２着やＢＣマイル３着など、マイル路線で活躍。翌年にはアメリカで芝ＧIを制覇した。半兄ネオウィズダム（父ネオユニヴァース）は芝1400ｍで４勝を挙げてＯＰまで出世。本馬は父がネオユニヴァース産駒のヴィクトワールピサに替わり、より中距離型・持久力型にシフト。

馬券の狙い目→瞬発力勝負よりも持久力勝負に持ち込みたい。現時点では東京コースよりも中山コースの方に適性がありそう。狙いは皐月賞（中山芝2000ｍ）路線。