小倉記念は芝2000mがお得意な厩舎から 徹底分析で導き出された1頭
サマー2000シリーズも第3戦を迎え、中間地点となるのがこの小倉記念。重賞3連勝を狙うメールドグラースがトップハンデを背負うが、これに立ちはだかる存在は…?
芝2000mの重賞なら…
出走メンバーを見渡すと、アイスバブル、カフェブリッツ、ストロングタイタンの3頭出しとなる池江寿厩舎の存在がやはり目立つ。同厩舎は2014年以降、毎年多頭出しでこのレースに臨んでいるのが特徴的でもある。
厩舎別成績(2014年以降の芝2000m重賞)
池江寿厩舎〔17.11.9.54〕
友道厩舎〔7.5.4.40〕
角居厩舎〔6.7.9.44〕
中竹厩舎〔5.2.5.19〕
池添兼厩舎〔5.1.4.15〕
芝2000mの重賞といえば池江寿厩舎、という位に勝ちまくっている。今年こそ、まだアルアインで制した大阪杯の1勝に留まっているが、昨年は〔2.5.5.8〕で複勝率60%と高い好走率。芝2000mの重賞において、池江寿厩舎は馬券の軸候補として大きな加点要素になる。
池江寿厩舎、芝2000m重賞のポイント(開業以降)
GI〔6.5.4.31〕連対率23.9%
GII〔5.3.8.19〕連対率22.9%
GIII〔15.7.7.37〕連対率33.3%
右回り・GIII〔14.6.4.24〕連対率41.7%
左回り・GIII〔1.1.3.13〕連対率11.1%
福永J騎乗時〔2.2.1.2〕→アイスバブル
浜中J騎乗時〔2.0.1.1〕→ストロングタイタン
GI・GIIでも流石の成績だが、やはりGIIIが一歩上。その中でも顕著なのが右回りでの好成績。右回りのCWコースでの仕上げを多用するからなのか、大きな差が付いている。福永J、浜中Jともに高い好走率を誇るが、乗り替りで福永Jが騎乗した場合には〔1.1.1.0〕となる。
また、池江寿厩舎の小倉記念における成績は〔2.4.1.8〕で連対率40%。ただし、そのうち3~4歳馬が〔2.4.0.3〕、5~7歳馬が〔0.0.1.5〕と、コチラも明暗がクッキリ。狙いは若い馬だ。よって福永J騎乗の4歳馬アイスバブルに期待してみたい。
![アイスバブル](https://umakeiba.com/wp-content/uploads/2019/08/fc9088b056c45a38e303b419f67946aa-604x640.jpg)
データ班はアイスバブル(左)を軸馬候補に指名(撮影:日刊ゲンダイ)
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