“エリ女”出走馬をステップ別に整理 「買い」の評価を受けた馬は…
3歳勢からはオークス馬ラヴズオンリーユー、秋華賞馬クロノジェネシス。対する古馬勢は復権を目指す2歳女王ラッキーライラックや、前哨戦を豪脚で制したスカーレットカラーがエントリー。真の女王として君臨するのは果たして…。
前走はGII以上が必須過程
3歳勢と古馬勢が大舞台ではほぼ初めて、顔を合わせるレースとして位置づけられているのが、このエリザベス女王杯。過去10年で3歳馬〔3.4.3.31〕、4歳馬〔5.3.6.41〕なので、中心はこの2世代だが、複勝率では前者が24.4%、後者が25.5%でほぼ互角となっている。
前走レース別成績(過去10年)
2勝クラス〔0.1.1.5〕
3勝クラス〔0.0.0.19〕
OP特別〔0.0.0.9〕
GIII〔0.0.0.26〕
GII〔6.6.4.56〕
GI〔2.3.5.24〕
秋華賞〔2.3.3.21〕
府中牝馬S〔3.3.3.41〕※GII昇格後
前走はGII以上がほぼ必須条件。2010~11年連覇の外国馬スノーフェアリーも前走は海外GIだったので、2勝クラスからの臨戦馬2頭を除けば、馬券に絡んだ馬は全て前走でGII以上のレースを走っていたことになる。
各ステップの好走条件は…
ステップは大きく分けて3つ。秋華賞組の3歳馬か、府中牝馬S組の古馬、または前走で牡馬混合GIIを走った組の3つ。今回はこの3グループについて整理してみたい。
秋華賞組
前走3着以内〔2.3.2.9〕
前走4着以下〔0.0.1.12〕
前走5番人気以内〔2.3.3.15〕
前走6番人気以下〔0.0.0.6〕
秋華賞組は素直に着順と人気を重視。秋華賞13番人気4着と健闘したシャドウディーヴァだが、ここはやはり1着馬クロノジェネシスをピックアップ。また、オークスからの直行となったラヴズオンリーユーだが、同様のローテで臨んだ2015年のルージュバックは3番人気4着。データを覆すポテンシャルは認めるが、推しづらいのも確かだろう。
府中牝馬S組
前走5着以内〔3.2.1.18〕
前走6着以下〔0.1.2.23〕
馬券に絡んだ9頭中6頭が前走5着以内。着差でいうと、9頭中7頭が0.5秒差以内。また、冒頭で述べたように、3~4歳馬が中心となるレースでもあり、特に6歳以上は〔0.1.0.21〕と振るわない。この組からは4歳勢のスカーレットカラーとラッキーライラックを狙いたい。
古馬混合GII組
この組からは7頭が馬券に絡んでいるが、うち3頭は前年のエリザベス女王杯で連対、2頭は同年の日経新春杯(京都芝2400m外)で1着と、京都の芝外回りで実績のある馬が好走する傾向にあった。京都大賞典7着から臨むウラヌスチャームはその点で見劣る。
推奨馬
クロノジェネシス
スカーレットカラー
ラッキーライラック
持木TM
スプリンターズS(GI)
払戻金 11万0430円
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土屋(競友)
シリウスS(GIII)
払戻金 47万3000円
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菅TM
キーンランドC(GIII)
払戻金 114万8250円
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