人気馬は総崩れ？ アタマ勝負もできる皐月賞の穴馬２頭

皐月賞：とっておき穴馬

危険な人気勢が飛んでの思わぬ好配当も　田崎ＴＭ
マイラプソディ
「前走の共同通信杯は、外を回った馬が全く伸びない特殊な馬場に加えて、５７キロの斤量を背負っていたことを考えれば情状酌量の余地があります。その前走のように少しエンジンのかかりが遅い馬ですが、逃げ宣言のキメラヴェリテがペースを作ってくれそうなのは追い風でしょう。人気勢も早目に動く展開になって、勝負どころで置かれるかもしれませんが、逆に前の馬の脚が上がったところで、丁度良く突っ込んでくるイメージですね。３戦３勝で終えた２歳時の評価は、前走でかなり落とす形となっていますが、能力的にヒケは取らないと思いますし、馬券的な妙味は十分かと。おそらく輸送で絞れるとは思いますが、最終追いの時点で少し重かったので、当日の気配には注意したいですね。それ次第では、馬券も単狙いで行きたいと思ってますし、ヒモにも薄いところを連れてきてほしいです」

人気落ちの実績馬マイラプソディ(左)は狙いたい１頭（撮影：日刊ゲンダイ）

ソロソロ大爆発の予感　編集・木谷
キメラヴェリテ
「前走の若葉Ｓがとにかく優秀でしたね。初の芝レースながらテンの２ハロン目に１０秒６という速いラップを刻み、２番手以下を引き離しての逃げを展開して、後続を待つことなく早目にペースを上げると２着に粘り込みました。勝ち馬は更に一枚上でしたが、兄リアンヴェリテ同様の快速ぶりを発揮しましたよね。メンバーを見渡しても競りかけてくるような同型はいませんし、自分でレースを作れるので前走と同じような後半１０００ｍのロングスパート勝負に持ち込んで、最内をロスなく運べる利が最大限に生かせると見ています。馬券は強気の一発狙いで単勝や３連単の１着付けも買いたいですし、ワイドでも押さえておこうと思ってます」