名優二世ゴールドアクター 父スクリーンヒーローの背を追って、次は世界へ

【佐藤直文 先週のレース回顧】
GIこそ一休みだった先週だが、土曜には2歳重賞が2鞍、日曜は芝とダートで古馬の重賞が組まれた。東京日曜のアルゼンチン共和国杯では、ゴールドアクターが重賞初制覇を成し遂げたが、同じように4歳秋にここを勝ってジャパンCも制した父スクリーンヒーローと同じ道を歩むのか。京都のみやこSでも、ロワジャルダンが重賞初制覇。ダート界に新風を吹き込んだ。

佐藤直文 レース回顧
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着差以上の完勝で ゴールドアクター 【アルゼンチン共和国杯】

 週は、4鞍の重賞のうち、芝での3鞍は全てスローペースだった。特に東京は、天皇賞もそうだったように、距離に関係なくペースが落ち着くレースが続いている。直線が長いため、序盤で無駄に動きたくないという騎手心理は当然としても、前が楽をすれば後方待機では届かないことも確か。流れに応じて自在に動ける馬、そして騎手。単純な能力比較以上に、予想や馬券でそのあたりを重視しなければならない。

 まずは東京日曜のアルゼンチン共和国杯から。前半1000m63秒4は、直前に稍重から重へと一段階悪化した馬場を差し引いても明らかに遅いペースだった。ゴールドアクターは、レコード決着の菊花賞3着馬ではあるが、こういった馬場も苦にせぬ走りで、何より好位で流れに乗る器用さが生きたと言える。最後は2着馬も抵抗して着差こそ僅かだったが、内容的には完勝。自分でレースを作れるという点でも、名ステイヤーへの道を歩んで行けそうだ。

ゴールドアクター

当レース初の父子二代制覇を達成したゴールドアクター(撮影:日刊ゲンダイ)

 2着メイショウカドマツは、スローの2番手で持ち味を最大限に生かし切ったもの。4走前の勝利でかなり高い評価をしていた蛯名騎手も、自信を持っての騎乗となったことが好結果を生んだと言える。

 3着レーヴミストラルは、久々でも悪くない仕上がりで、長くいい脚を使ってみせた。ただ、本来は良馬場でキレるタイプで、今日は展開も向かなかったもの。それでいて、これだけ走ったのだから、今後が楽しみだ。

 4着サトノノブレスは、トップハンデ58キロを背負っていたことを考えれば、復調を示すに十分な内容。これまた次が楽しみになった。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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