型にハマらず枠にも入らず、ゴールドシップのゲートインに思うこと

【馬声人語】
場内だけでなく見ていた誰もがどよめいた天皇賞の枠入り。今回はその枠入りの重要性と現状の課題について考えてみたい。

馬声人語
天皇賞(春)
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待たせる側と待つ側と待たされた側、三者三様のゲートイン

 「約2分」、これはゴールドシップがゲートインに要した時間である。最初の馬がゲートに入ってからゲートが開くまでに3分半以上の時間がかかっていた。天皇賞の2着フェイムゲーム、3着カレンミロティック、4着ラストインパクトはすべてゴールドシップのゲートインを輪乗り状態で待機していた馬である。一方、総崩れだった上位人気馬は軒並み3分近くゲートの中で待たされていたことになる。もちろん、好走凡走の要因はそれだけではないだろうが、決して無関係とも言い切れないだろう。

 注目度も売り上げも高いGIだけに、安易な外枠発走などの処置もしづらいのは承知している。しかし、あれだけ時間がかかっているのなら、もう一度ゲートインをやり直して、ゴールドシップを先入れしても良かったのではないだろうか。あれだけ待たされた側の馬券を持っていた人にとっては、運が悪かったと簡単に納得できるかどうか…、というのが素直な感想である。

未だ根深いゲートの問題

最近、物議を醸したゲート入りと言えば、昨年11月の京阪杯におけるローブティサージュに対するものだろう。ゲート入りを嫌がる同馬に対して、係員が不必要にムチで叩くなどの行為は各所で批判されて当然のことである。三浦騎手は覆面の着用を係員に進言したそうだが、断られたという(最終的には目隠しをして入れられたわけだが)。果たしてこれらの処置が「公平な競馬」と言えるのか甚だ疑問だ。そして競馬をエンターテインメントとして考えた場合に、自分が馬券を買った馬、応援している馬が乱暴に扱われる、そんな光景を一体誰が見たいと思うのか。

 もうひとつ思い出されるのが2000年の皐月賞、ゲート内で膠着して競走中止となったラガーレグルスのこと。ダービーの前週に東京競馬場で行われたゲート再審査では残念ながら不合格になってしまったが、この時は一部の観客のヤジや騒音が不合格の原因のひとつとも言われている。

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