オールカマーは「格」重視 データ班◎はコース実績もあるアノ馬!

重賞データ攻略
オールカマー

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 セントライト記念と同じく中山の外回り2200mが舞台のオールカマー。秋の中長距離路線を目指す古馬達による熱い戦いをデータ班が徹底分析!

重視すべきは「格」

 秋の中長距離路線に臨む馬にとってはあくまで前哨戦という位置付けなだけに、有力馬の多くは休み明けというケースも多い。ステップ別の成績は以下の通りである。

前走レース別成績(新潟開催の2014年を除く過去9回)
宝塚記念〔3.4.1.5〕
札幌記念〔3.1.2.8〕
天皇賞(春)〔1.1.0.4〕
新潟記念〔0.0.2.15〕
1600万〔0.0.0.7〕
OP特別〔0.0.1.16〕
GIII〔1.3.4.41〕
GII〔3.1.3.18〕
GI〔5.5.1.10〕

 とにかく前走・GI組の好走率が高い。その逆で、前走が1600万やOP特別だった馬は割引き。GII戦らしく「格」が馬券のポイントになる。

 次に、勝ち馬のポイントを探ってみたい。

オールカマー1着馬のポイント(新潟開催の2014年を除く過去9回)

  • 関東馬が7勝(関西馬は2勝)
  • 4~6歳(9頭中8頭)
  • 3番人気以内(9頭中7頭)
  • 前走・GII以上(9頭中8頭)
  • 重賞勝ちの実績(9頭中8頭)
  • 中山芝で1着(9頭中6頭)→例外の3頭は中山芝の重賞で5着以内アリ
  • 芝2000m~2200mで1着(9頭中8頭)→例外の1頭はAJCC2着馬

 地の利がある関東馬で、4~6歳の上位人気馬が勝ち馬候補。実績面でも注文は細かいが、だからこそ1番人気馬が〔4.3.1.1〕という成績を収めているのだろう。上に挙げた7点のうち、人気面は何とも言えないので、それ以外の6点をクリアしているのは、アルバートタンタアレグリアツクバアズマオーの3頭。

 アルバートは春の天皇賞5着以来。ただ、当レースではその春の天皇賞も含めて距離短縮組が〔1.1.2.31〕と一息なのが気に掛かる。また、ツクバアズマオーは札幌記念からの臨戦だが、前述の通り〔3.1.2.8〕という良績とは裏腹に、2011年以降は馬券に絡んだ馬がゼロ。自身の近走成績を考えても軸にはしづらい。

 タンタアレグリアは年明けのAJCC以来となるが、その前走も今回と同程度の休み明けだったことを考えると、久々はOKのタイプ。昨春の天皇賞(春)での4着や、そもそも前回で下したメンバーも強い。マツリダゴッホで連覇を果たしている蛯名Jと国枝師のタッグという点も心強く、◎はこの馬。

タンタアレグリア

AJCCも休み明けで制しているタンタアレグリア(左)(撮影:日刊ゲンダイ)

 一方、中山での1着経験がなかったが、それ以外はクリアしていたのがルージュバック。とはいえ、中山牝馬S2着の実績があり、例外だった馬達との共通点には合致。次点に選ぶならコチラだろう。

オールカマー好走のポイントは3つ

 2~3着馬の実績面については以下の3点がポイント

オールカマー2~3着馬のポイント(新潟開催の2014年を除く過去9回)

  • 重賞3着以内(18頭中17頭)→例外1頭はGIIで5着あり
  • 芝2000m~2200mで1着(18頭中18頭)
  • 中山・阪神の芝で1着(18頭中15頭)→例外の3頭中2頭には連対実績

 意外と言って良いのかは微妙だが、2~3着馬にも重賞実績は欲しいところ。上に挙げた3点と、7歳以上が〔1.0.3.23〕、前走が1600万~OP特別だった馬が〔0.0.1.23〕であることを加味すると、カフジプリンスステファノスの2頭が相手候補に。

結論

◎タンタアレグリア
○ルージュバック
△アルバート
△ツクバアズマオー
△カフジプリンス
△ステファノス

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