高速決着はお手の物 グランデッツァが鮮やかに復活

【佐藤直文 先週のレース回顧】
一気に夏らしい気温となった先週だが、福島の七夕賞、中京のプロキオンS、ともに良好な馬場コンディションにより、実力馬による紛れのない決着となった。

佐藤直文 レース回顧
七夕賞プロキオンS
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スピードの問われる馬場で グランデッツァ 【七夕賞】

 梅雨の中休みで、絶好のコンディションとなった七夕賞。以前はこの開催の最終週に組まれていて、荒れ馬場でタフさが要求されたレースだが、開催2週目に移った3年前からは、今回も含めて全て1分58秒台の高速決着。スピードの絶対値が要求されるレースに生まれ変わっていると言っていいだろう。

 勝ったグランデッツァは、1年前の京都で1800m1分43秒9の驚異的なJRAレコードを叩き出している馬であり、高速決着はお手の物だった。叩き3走目で状態も整っていた上に、ハンデの57キロも、年明けの京都金杯が57.5キロだったことを思えば恵まれていたとも言える。後続を離し気味だったトウケイヘイローの逃げも、1000m通過は59秒5とけっして速いものではなく、これを直線で早目に捉えて、上がり34秒3でまとめられては、他馬に入り込む隙はなかった。

3年4ヶ月ぶりの重賞勝利を飾ったグランデッツァ(撮影:日刊ゲンダイ)

3年4ヶ月ぶりの重賞勝利を飾ったグランデッツァ(撮影:日刊ゲンダイ)

 2着ステラウインドは、今年に入ってからは万葉Sを皮切りに長距離路線を歩んできたが、やはりベストは2000m前後ではないかと思える馬。今回の結果で、陣営も十分に認識できたのではないだろうか。

 3着マデイラは、正直言ってよくわからない好走だ。52キロのハンデを利して好位のインをうまく立ち回ったものだが、福島コースの実績も一息で休み明けでは手を出しづらい馬であった。

 レコンダイトは、出負けして早目に脚を使わされる形となったのが最大の敗因だろうが、従来の最終週に組まれていた七夕賞であれば、これほど大きく負けることはなかったろう。現時点で2000mのスピード決着に対応できなかったと言える。

 アルフレードは、小回りを意識した好位から早目に動く形だったが、直線勝負の前走では大丈夫だったものの、流れに乗る形では2000mは長いのだろう。やはりベストは1600mの馬だ。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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