アーモンドアイに劣勢ムードが… ◎の数で圧倒したライバルも「世界レベル」

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注目の初対決 無敵のアーモンドか復活のダノンか

デスク「凱旋門賞への挑戦を断念したのはちょっと残念なアーモンドアイだが、国内専念ならそれはそれで負けられないところ。ウチの“牝馬”たちも揃って◎を打ってきたな」

小野智「デビュー戦以外は負け知らずで、マイルは3戦3勝、東京でも負けていない規格外の馬ですから、ドバイ遠征帰りでの体調面での心配も杞憂に終わるのではないでしょうか。ジャパンCでの驚異的レコードからも、今の超高速馬場は望むところでしょうし、何より同じピチピチの牝馬としては応援したくなりますよ」

西田「この中間も好天に恵まれて、ジャパンCの時のような目を疑うような時計の決着も予想されますし、そうなったらアーモンドアイのスピードを信頼すべきでしょう。マイル戦は桜花賞以来となりますが、オークスとJCで見せた東京コースでのパフォーマンスの高さを考えれば、距離は関係ない気がしますね」

田崎「ただ、マイルにも実績があるとはいえ、やはり久々にこの距離を走るのなら、必然的に位置取りも後ろになるのではないかと思うんですよ。今の高速馬場であまり構え過ぎると、いくらアーモンドアイでも届かないシーンがあるのではないかと」

守屋「実際にゲートの課題もあることは確かですが、厩舎の番頭格である佐藤助手は“以前よりドッシリして落ち着いてきたし、心身ともに成長を感じる。これならゲートの心配もいらないと思う”と言っていますし、ドバイでは申請して念のためゲートボーイをつけたとのことですが、それほど発馬に不安を感じなくてもいいでしょうね。個人的には、スンナリ出たなりで好位あたりに行けそうと見ていますよ」

デスク「あとはやっぱり状態だよな。能力的には規格外の牝馬であっても、秋華賞のレース後に熱中症になったこともあったわけだし、やっぱりそこまでタフな馬ではないと思うよ。ドバイだって暑かったんだろ?」

守屋「国枝師によると“カラッとした暑さだったし、ナイターということもあってか、熱中症のような症状も出ず、レースのダメージもそうなかった”とのことです。今回の状態に関しても“調教での動きは相変わらず抜群。それも一杯に追わずラクに行って先着だからね。あの馬はやはり別格だよ。いつもこちらが驚かされるくらい”と、海外帰りでも仕上がりにまったく不安がないことを強調してましたからね。たとえ、少々位置取りが悪くなったとしても、届きそうにない位置から他馬をゴボウ抜きした桜花賞や秋華賞のような脚を見せてくれるはずですよ」

アーモンドアイ

陣営からは「不安なし」の声が聞かれているアーモンドアイ(撮影:日刊ゲンダイ)

デスク「一方のダノンプレミアムだが、本紙武井を筆頭に◎の数では圧倒的に上回っているな」

武井ダノンプレミアムが唯一敗れたダービーは、皐月賞を回避して順調さを欠いていた中でのコンマ2秒差。それ以外はいずれも余力を残しての楽勝ですから、能力的な底を見せていないと言えます。GIタイトルの数ではアーモンドアイに劣りますが、これまで負かした相手の顔ぶれを考えれば、世界レベルの名牝とも遜色はない能力の持ち主だと判断できますね」

馬場「ことマイルの適性においては、アーモンドアイよりもダノンプレミアムの方が上でしょうね。加えて競馬も上手ですから、展開などにも左右されない強味がありますよ」

小桧山「現にダノンプレミアムは、朝日杯FSで、のちにマイルCSを勝つステルヴィオには影さえ踏ませずに子供扱いしているわけだし、少なくともアーモンドアイ以外には負けないんじゃないかと思うな。だったら、馬券の軸としては信頼していいはずだぞ」

久光「前走のマイラーズCにしても、着差の付きにくい超スローの流れだったことを考えれば、後続を1馬身以上離しての勝利は大楽勝の部類でしょう。マイルで見せるパフォーマンスは圧倒的なものがありますし、こちらも世界を視野に入れられるレベルの馬です。ディープインパクト産駒が大活躍中の馬場状態も心強いですね」

須藤ダノンプレミアムは、先行できてなおかつ32~33秒台の上がりでまとめることができますからね。僕は、たとえアーモンドアイでも簡単に捕まえることはできないと見ています」

小島「あくまでもマイルでのスピード勝負なら、ダノンプレミアムの方が上です。順調に使われている強味もありますし、何よりゲートも安定してますからね。早目に抜け出してアーモンドアイを封じ込むイメージが、僕の頭の中にはできていますよ」

デスク「みんなの話を総合すると、仮にダノンプレミアムが無傷で弥生賞を勝った後も順調だったら、アーモンドアイに負けず劣らずの実績を残していた、ということ。加茂も、前からそう言ってたよな」

加茂「2歳の時から厩舎担当として見てきたわけやけど、順調に調整ができればこの馬が一番強い、というのはずーっと思ってきたことですわ。東京マイルの舞台もピッタリやし、アーモンドアイの快進撃を止めるのは、この馬しかおらんやろ」

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