武豊、来春の牝馬クラシックはこの馬と? オヌールに★6つ
仏名牝の「忘れ形見」 オヌール
11/8(日) 阪神5R 2歳新馬 芝1800m外
オヌール 牝 馬体重:418kg
★★★★★★ 6点
騎手:武豊 厩舎:(栗) 友道
生産:社台ファーム
馬主:社台レースホース
父ディープインパクト
母アヴニールセルタン(Le Havre)
好位のインでスムーズなレース運び。勝負所では前を行く2頭の外へ進路を取ると、直線は軽く促しただけで並びかけ、ラスト1F標識で先頭へ。そこから2着馬の猛追はあったものの、これを抑えて初戦を飾った。2着馬の上がり3F32秒8に目が行くが、レースセンスを感じさせる勝ち方が出来て、次に繋がる初戦だった。この世代の牝馬だと、武豊Jはメイケイエールに跨り重賞連勝中だが、折り合い面から来る距離不安は周知の事実。少し気が早い話になるが、桜花賞、オークスには「オヌールで」という可能性も十分考えられる。
馬体診断
418キロという馬体重には思えないほどの筋肉量に映る。力強い脚取りでパドックを周回しており、流石の雰囲気。2人引きでもテンションは維持。ただ、前後の幅はやや狭く見え、2000mよりも1600m向き、スローの決め手勝負向き、という印象。馬体重が増えてくればこの上ないが。
血統診断
母アヴニールセルタンは仏1000ギニー、仏オークスを連勝し、凱旋門賞でも人気を集めた実力馬。昨年8歳で早世したため、本馬と全姉デゼルしか仔を残せなかった。そのデゼルは、武豊Jを背に未勝利戦を勝利。その後、レーンJに乗り替わりスイートピーSを制したが、オークスは2番人気11着だった。まだハッキリとした距離適性は判断しづらいが、血統面からは1600m~2000mだろう。
将来性まとめ→馬体重が示すようにまだ成長待ちの感も。現状は1600m~1800m位がベストの印象もあるが、急坂は意外と苦にしないタイプか。姉同様、素質の高さは相当。
菅TM
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