西の競馬開催はお休みでも 主役はやっぱり関西馬!

想定班レポート

 新型コロナウイルスの影響で1年延期された東京五輪が開幕。感染拡大のため大半の競技が無観客で行われるのが淋しい限りだが、17日間の熱戦をテレビ越しでしっかりと応援するつもり。競馬もこれから3週にわたって新潟・函館との2場開催。オリンピックに負けないよう、こちらにも遠く離れた栗東から熱い視線を送りたい。(栗東想定班・加茂聡)

 

開幕週の馬場に照準ピタリ 初陣Vが狙えるプルサティーラ

 まずは、例年以上に良血馬が集結した新潟土曜5Rは、プルサティーラ(栗東・中内田厩舎)に注目する。父ディープインパクト産駒らしい小柄な牝馬で、いかにも軽い芝が合いそうなタイプ。片山助手は「テンションを上げないように調整してきた。追い切りはこれで十分。体・息もできているし、楽しみにしているよ」と、初陣Vに期待を寄せる。

 

函館からは好配当も期待できる穴馬を

 函館土曜2Rパラマウント(栗東・野中厩舎)の前走は、直線で前の馬に寄られて接触する不利。まともなら際どい競馬になったはずだ。「使った上積みは十分見込めるよ。小さい馬なので引き続き函館に滞在して調整できているのも好材料だね」と野中調教師。叩き2走目でスムーズに運べればチャンスはある。

 函館日曜3Rニシノカムイ(栗東・宮本厩舎)は、初ダートに魅力を感じる。宮本調教師は「ジョッキー(勝浦騎手)がダートが合うと言ってくれいるし、8ヶ月ぶりの実戦を叩いて体調もグンと上向いている。あとはポンとスタートを決めて競馬ができれば」と一発がありそうなムード。

筆者:


1971年滋賀県生まれ。TM歴20年。栗東の厩舎取材担当。予想スタイルは厩舎情報がメインで、馬券は単勝派。テレビの競馬中継が面白かったので、この世界へ。