エリザベス女王杯の軍資金GETにオススメ！「取材好感触の厳選２頭」

　2006年に開業して以降、着実に勝ち星を積み重ねてきた高木厩舎。今年は既に中央で30勝を挙げており、今週以降に控えている予定馬を見てもキャリアハイの成績を更新するであろうことはほぼ確実と見える。その高木厩舎から、注目の新馬クロックフォード（美浦：高木厩舎）が東京土曜４Rのダート1600ｍ戦でデビューを迎える。

　本来であればもう少し早い時期のデビューを予定していたが、なかなか体調が整わず。ここへ向けて陣営も慎重に調整を進めてきた。特に圧巻だったのは１週前追い切り。先週の錦秋Ｓを制したバトルクライとの併せ馬で、余力十分に格上をアオる程の素晴らしい動きを見せた。抽選で除外されたため、今週の出走へとずれ込んだが、状態は変わらずいい様子。「直前は軽めの調整ですが、十分にやっていますからね。500キロ近い大型馬ですが、初戦から動けると思いますよ」と高木師。しかし、その数字ほど重い感じはなくスラッと見せる体型で、調教で見せる素軽い走りから先々は芝でも楽しめそうな好素材だ。

　もう１頭は厩舎取材の中で特に感触が良かった馬の中から、福島土曜７Rに出走するイエローウィン（美浦：菊川厩舎）を取り上げたい。未勝利勝ち以降の２戦は結果が出ていないが、太目がなかなか解消されず、本来の動きができていなかったとのこと。今回は叩き３戦目となるが、陣営の感触はかなり上向いている。担当の遠藤厩務員も開口一番「今週いいぞ！」と状態の良さを伝えてくれた。「今週は３頭併せで追い切ったけど、持ったままで先着と動きがグンと良くなっているね。追い切りで跨った助手も凄く状態が良くなっているのを感じているみたいだよ。何とか大輔（菊川厩舎所属の佐々木騎手）にいい結果を出させてあげたいね」と期待を寄せる。（美浦厩舎取材班：板子洋一）