味気ない決着だったマーチS 責任は道中2、3番手のジョッキーにあり
ド・スローでまんまと ショウナンアポロン
前半1000mが63秒3。この日の1R、3歳未勝利戦と同じラップだったというのだから、これは重賞としては“ド・スロー”の流れであり、伏兵馬に逃げ切りを許したのも当然と言える結果だった。ただ、道中で2、3番手の馬のジョッキーには、もう少し勝負に挑んで欲しかった、との思いも残る。自分も楽だが、ハナを切っている相手はもっと楽。味気ない決着となった責任は二人の騎手にあるように思えた。
ショウナンアポロンは、そういうペースの恩恵を受けたことが最大の勝因と言えるが、好発から迷いなくハナを切れたことで持ち味を生かし切った。昨年暮れ以降は、この中山1800ダートでのオープン戦にフル参戦してきた馬であり、見せ場もあった前走からも陣営には“こう乗れば勝てる”との自信があったのだろう。運だけではなく作戦面も含めた陣営の勝利と言える。
2着バスタータイプは、好位から常に前を見る形で、4コーナーでは勝ち馬の直後の2番手に。それでも、この流れでは間に合わなかった。連勝こそストップしたが底を見せた負け方ではなく、重賞制覇の機会もそう遠くはないだろう。
3着ドコフクカゼは、これだけのスローペースを後方から大外を回って追い上げたのだから、地力は十分に示したと言える。惜しむらくは、スタートしてからダッシュが付かなかった点。本来は好位で流れに乗ることもできる馬であり、立ち回り次第では何とかなったメンバーであったように思う。
4着イッシンドウタイは、勝負どころで包まれて少し仕掛けが遅れたものの、これまた力を示す走り。7歳馬とはいえ、今が最も充実しているのではないだろうか。
5着クリノスターオーは、勝負どころで手応えが悪くなるのはいつものことだったが、前述したようにせっかくスローの2番手で運んだのだから、もう一工夫欲しかった。58キロのハンデも応えたかもしれないが、今日のメンバーでは明らかに物足りない内容だ。
サンマルデュークは、良くも悪くも自分の競馬に徹してきた馬。今日の流れでは出番がなかったのも仕方はない。
前田(競友)
京阪杯(GIII)
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前田(競友)
11/23(土)東京10R
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