【チャンピオンズＣ】安易なテーオーケインズ１着固定には落とし穴あり！？

～過去８年のチャンピオンズカップの傾向分析～

◇ステップ別成績
・ＪＢＣクラシック〔４.２.２.27〕
・南部杯　　　　　〔２.２.１.５〕
・日本テレビ盃　　〔１.０.０.１〕
・みやこＳ　　　　〔０.２.３.25〕
・武蔵野Ｓ　　　　〔０.２.０.21〕
・シリウスＳ　　　〔０.０.０.５〕
　今年は前走でＪＢＣクラシックを制したテーオーケインズ（栗東：高柳大厩舎）の一強ムードが漂うが、前走ＪＢＣクラシック１着からの臨戦馬は意外にも〔０.１.０.６〕と不振傾向にある点は押えておきたい。さらに、昨年の勝ち馬も〔０.１.０.３〕と連覇を阻まれている状況。昨年の覇者テーオーケインズは、不吉なデータを払拭して連覇を飾る事ができるかがポイントとなりそうだ。

◇年齢別成績
・３歳　　〔２.１.０.10〕
・４歳　　〔２.０.１.27〕
・５歳　　〔２.２.３.20〕
・６歳　　〔２.４.２.20〕
・７歳以上〔０.１.２.24〕
　そして注目となるクラウンプライド、ノットゥルノ、ハピの３歳勢だが、３歳馬に至っても前走敗れていると〔０.０.０.８〕と全く馬券に絡んでいない。今年の３歳馬で前走を勝って臨んでくる馬は不在で、信頼を置ける存在とは言いづらい。

◇前走人気別成績
・１番人気　〔３.１.３.20〕
・２番人気　〔２.３.１.12〕
・３番人気　〔１.３.１.14〕
・４～５人気〔２.１.２.19〕
・６～９人気〔０.０.０.24〕
・10人気以下〔０.０.１.８〕
　前走１～５番人気の馬が馬券圏内をほぼ独占しており、前走６番人気以下で馬券に絡んだのは昨年３着のアナザートゥルースのみ。やはり前走人気は見逃せないポイント。

　上記データを踏まえて、前走・南部杯組に注目。この組は前走１～３番人気以内であれば〔２.２.０.２〕と好走率がアップする。前走の南部杯で３番人気0.1秒差３着に好走したシャマル（牡４ 栗東：松下厩舎）がデータ的には狙い目。1800ｍへの対応が鍵になりそうだが、前走は初のマイルでもメンバー最速の上がりで詰め寄り、ゴール前も脚色は衰えていなかった。コーナー４つに実績は多数あり、今の充実ぶりなら初距離でも狙う価値は十分ありそうだ。（優馬データ班）

シャマルは、未知なる距離でも一発の魅力あり