【宝塚記念】イクイノックスはデータにおいても“鉄板級”！相手にオススメの「穴馬２頭」も見逃せない

～過去10年の宝塚記念の傾向分析～

　過去10年の勝ち馬10頭中８頭がＧ１馬だったように、実績馬の活躍が目立つ宝塚記念。特に芝2400ｍ以上のＧ１で２勝以上を挙げていた４歳牡馬は、過去20年を見ても〔５.１.１.０〕と崩れていない。これに該当するイクイノックス（美浦：木村厩舎）には逆らえない。そこで相手探し。まずは前走レース別成績に注目してみたい。

国内外のＧＩ３連勝中の現役最強馬イクイノックス！

◇前走レース別成績
・天皇賞(春)　　〔４.３.２.32〕
・大阪杯　　　　〔２.２.１.18〕
・鳴尾記念　　　〔１.３.０.13〕
・ドバイシーマＣ〔１.１.２.６〕

　複数の連対馬を出しているのが上記の４鞍。過去10年の連対馬20頭のうち、85％にあたる17頭がこれら４鞍からの臨戦馬だった。今年は大阪杯組が不在、ドバイシーマＣ組もイクイノックス１頭のみ。狙いは天皇賞(春)・鳴尾記念組に絞られそうだ。

　そこでまずは天皇賞(春)組に注目。この組は前走３着以内馬が〔１.０.１.13〕なのに対して、４着以下だった馬が〔３.３.１.19〕。より消耗が少なかったであろう敗退組が狙い目となる。特に「前走一桁人気・継続騎乗・阪神芝の重賞で連対歴がある」馬なら〔２.２.０.１〕と好成績。該当馬アスクビクターモア（美浦：田村厩舎）は今回巻き返しを期待できる。

今年２戦は不完全燃焼のアスクビクターモアが仁川で反撃！

　続いて鳴尾記念組。この組は「前走４着以内・阪神芝で１着歴・芝2200ｍ以上の重賞で勝ち鞍」があれば〔１.１.０.１〕。狙いはボッケリーニ（栗東：池江寿厩舎）。全兄ラブリーデイも鳴尾記念勝ちからの臨戦で宝塚記念を勝利しており、血統的にも見逃せない。

良血馬ボッケリーニ 遂に覚醒の時が来たか！？