海外組ドゥラメンテと国内組キタサン、どちらが有利? 宝塚記念データ予想

重賞データ攻略
宝塚記念

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 ドゥラメンテ、キタサンブラック、ラブリーデイ。GI3勝目を狙う最高峰の馬たちがグランプリで激突。海外帰り?伏兵の出番?データが示したのは果たして…?

国内組が馬券の中心

 ドゥラメンテラブリーデイなど、有力馬が海外遠征帰りとあってそのジャッジは難しい。まずはステップ別の成績を見ていこう。

前走別成績(過去10年)
天皇賞(春)〔5.4.1.32〕
金鯱賞〔2.1.2.12〕
鳴尾記念〔1.2.1.6〕
クイーンエリザベス2世C〔1.1.0.1〕
メトロポリタンS〔1.0.0.0〕
ヴィクトリアM〔0.2.2.6〕
安田記念〔0.0.2.10〕
目黒記念〔0.0.1.17〕
ドバイシーマクラシック〔0.0.1.2〕

 金鯱賞は時期が変わってしまったので中心は天皇賞組と鳴尾記念組だろう。海外組はサンプルが少なく、ジャッジは後回し。次に年齢別の成績。

年齢別成績(過去10年)
4歳〔5.2.5.32〕
5歳〔3.5.2.33〕
6歳〔2.2.2.21〕
7歳〔0.1.1.17〕
8歳〔0.0.0.10〕

 4歳と5歳がほぼ互角。それに6歳馬が続くという感じだが、過去10年で馬券に絡んだ6歳馬はすべて前走がGII~GIIIだった馬。GIの厳しいレースで消耗していないほうが良いのか。

 では次にステップ別のポイントを洗い出してみる。

 

天皇賞(春)組→〔5.4.1.32〕

 着順自体にはあまりこだわる必要がないのか、春の天皇賞で6着以下に敗れていた馬が〔2.2.0.15〕という成績。ただ、宝塚記念本番での人気がひとつのポイントと言えそうで、天皇賞組で宝塚記念1番人気の馬の成績は〔3.1.0.1〕、2番人気が〔2.1.0.3〕。天皇賞(春)→宝塚記念というローテで上位人気に推されるような馬は信頼すべき。

 キタサンブラックがまさにそう。おそらくはドゥラメンテに次ぐ2番人気だろうか。平成以降、天皇賞(春)を勝った4歳馬が宝塚記念に出走してきた場合、〔4.3.0.2〕で、1~2番人気だと〔3.3.0.1〕。同じ要領で菊花賞馬が翌年の宝塚記念に出走してきた場合、〔6.1.0.4〕、1~2番人気ならば〔5.1.0.0〕と、どちらも抜群の成績を収めている。これならば迷わず◎に指名。

キタサンブラック

データ信頼度抜群のキタサンブラック(奥)がデータ班の本命(撮影:日刊ゲンダイ)

 

鳴尾記念組→〔1.2.1.6〕

 2012年に宝塚記念のステップとして6月の阪神へ移動、距離も2000mへと変更された。それからというもの、毎年1頭は必ず馬券圏内に入っているという重要なステップレース。

 馬券に絡んだ4頭について見ていくと、鳴尾記念で「4着以内」&「3番人気以内」が条件となる。サトノノブレスステファノスがこれに該当。特にステファノスは前年の天皇賞(秋)で2着に好走。平成以降、前年の天皇賞(秋)連対馬は翌年の宝塚記念で〔1.5.3.8〕と好成績。

 また、鳴尾記念は1997年~99年の3年間、6月に芝2000mのGIIとして開催されていた。その3年間、前年の天皇賞(秋)連対馬が鳴尾記念でも3着以内に入ったというケースは3頭いるが、その3頭すべてが宝塚記念でも馬券に絡んでいたのである。

 

前走海外組→〔1.1.1.8〕

 馬券に絡んだ3頭の共通点は、前走の海外レースで3着以内に入っていたこと。ここで区切ると、ドバイシーマクラシック組のドゥラメンテラストインパクトの2頭が「買い」となる。ドゥラメンテに関して言えば、平成以降、前年のダービー馬が翌年の宝塚記念で3番人気以内の場合、〔2.2.2.0〕という成績だから、流石に外せない。

 一方、昨年の覇者ラブリーデイはどうか。前年の宝塚記念馬は平成以降では〔1.1.0.8〕という成績。しかも、馬券に絡んだ2頭はともに1番人気。人気落ち必至の今回は思い切って消し。

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