アーリントンCは、今年も「圧勝経験のある馬」に注目!

重賞データ攻略
アーリントンカップ

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 2年連続でゴール前は横一線の大接戦。暮れの朝日杯FSと同じ舞台で行なわれる重賞だが、新勢力の台頭で今年も一筋縄ではいかない一戦になりそうだ。

圧勝経験のある馬に注目

 昨年の当コラムでは「圧勝経験のある馬」に注目、という事で話を進めたが、結果的に1、3着馬がそのパターンに当てはまった馬だった。というわけで今年もそのトレンドを追いかけてみたい。当レースの好走馬で「0.3秒差以上の着差で勝利」していた馬は過去5年だと以下の通り。

2012年
1着 ジャスタウェイ 4走前・新馬戦 0.8秒差で勝利
2着 オリービン 2走前・500万 0.3秒差で勝利

2013年
1着 コパノリチャード 前走・500万 0.8秒差で勝利
3着 レッドアリオン 2走前・未勝利戦 0.4秒差で勝利

2014年
1着 ミッキーアイル 2走前・500万 0.6秒差で勝利
2着 タガノグランパ 4走前・新馬戦 0.3秒差で勝利

2015年
1着 ヤングマンパワー 2走前・新馬戦 0.3秒差で勝利
2着 アルマワイオリ 5走前・新馬戦 0.6秒差で勝利
3着 マテンロウハピネス 前走・新馬戦 1.2秒差で勝利

2016年
1着 レインボーライン 5走前・未勝利戦 0.4秒差で勝利
3着 ロワアブソリュー 2走前・新馬戦 0.4秒差で勝利

 0.3秒差以上の着差をつけて勝ったことがある馬は過去5年で〔5.3.3.13〕、およそ半分近くが馬券に絡んでいることになる。今年のメンバーでは以下の4頭がこのパターンに該当する。

ジョーストリクトリ 4走前・新馬戦 0.3秒差で勝利
スーパーモリオン 3走前・未勝利戦 0.8秒差で勝利
ペルシアンナイト 4走前・新馬戦 0.5秒差で勝利
レッドアンシェル 3走前・新馬戦 0.7秒差で勝利

 この4頭の中から軸を決めるならペルシアンナイトだろう。過去5年の1~3着馬15頭中14頭までに「1600m以上で3着以内」の実績があったが、上に挙げた4頭の中でこれをクリアしたのはペルシアンナイトだけ。

ペルシアンナイト

好調デムーロ騎乗のペルシアンナイトをデータも後押し(撮影:日刊ゲンダイ)

その他の3頭も要チェック!

 では、ペルシアンナイト以外の3頭は買えないのかと言うとそうではない。ジョーストリクトリは前走で芝1400mの500万を1番人気1着。過去10年で前走が500万だった馬は〔4.3.3.40〕だが、その前走が芝でなおかつ1番人気1着に限ると〔2.1.0.1〕となる。

 レッドアンシェルは朝日杯FS8着からの臨戦。前走・朝日杯FS組は過去10年で〔0.2.1.9〕。馬券に絡んだ3頭は、前走1桁着順、2勝以上の実績、連対率50%以上、1600mで未勝利だが1400mに勝ち鞍あり、といった共通点があった。同馬もこれに合致しており、マークが必要だ。

 ダート戦での勝ち上がりで、今回が初芝となるスーパーモリオン。浅見厩舎で林正道オーナーといえば、2011年にこのレースを制したノーザンリバーがいる。当時と同じくダート→芝という臨戦過程はちょっと不気味。

軽視できないマイル重賞実績

 一昨年の3着馬マテンロウハピネスが新馬勝ち直後だったが、このレースはキャリアの浅い馬にはやや厳しいようで、過去10年の1~3着馬30頭中26頭には500万クラス以上のレースで3着以内の実績があった。また、距離実績にしても、30頭中26頭に1600m以上で3着以内の実績。

 すでに重賞で結果を残している馬の好走も目立ち、重賞3着以内の実績のあった馬が過去10年で〔3.8.3.16〕。そのうち、マイル重賞で3着以内だった馬は〔3.5.1.9〕。新潟2歳Sの勝ち馬ヴゼットジョリー、シンザン記念の勝ち馬キョウヘイの2頭にも印を回しておきたい。

結論

◎ペルシアンナイト
△ジョーストリクトリ
△レッドアンシェル
△スーパーモリオン
△ヴゼットジョリー
△キョウヘイ

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