中京ダート千八に存在する「やや特殊」 な傾向 データ班が解析
マイルチャンピオンシップ、ジャパンカップで古馬を撃破した3歳勢が次に狙うのはダート路線。昨年の覇者ゴールドドリームの回避でその可能性は更にアップ?データが導き出したのは果たして…!?
波乱の可能性も秘める?
2014年から舞台を阪神から中京に移して、名称もジャパンカップダートからチャンピオンズカップとなった当レース。まずはその過去4年について整理していきたい。
チャンピオンズCの傾向(過去4年)
1番人気〔0.2.0.2〕→勝ち馬は2、12、6、8番人気
関東馬〔1.1.1.10〕、関西馬〔3.3.3.38〕、外国馬〔0.0.0.2〕
6~8枠〔0.1.1.21〕
継続騎乗〔2.4.3.27〕、乗り替り〔2.0.1.23〕
牝馬〔1.0.0.2〕
1番人気は2年連続で2着に入っているものの、中京に舞台を移してからは全体的に波乱の傾向も強くなった。他に目立つところでは、6~8枠の外枠勢がやや不利と言えそう。
年齢別成績(過去4年)
3歳〔0.1.0.5〕
4歳〔1.0.0.15〕
5歳〔1.2.2.12〕
6歳〔2.1.1.7〕
7歳以上〔0.0.1.11〕
今年は特に年齢に関するデータが覆されてきたものの、当レースの傾向としては、5~6歳が優勢である。
実績面で必要なのは…
中京での施行となってからは、2年連続で1番人気のコパノリッキーが敗退したり、牝馬のサンビスタが勝利したりと、難しいレースではあるが、実績面で求められるのは以下の3点。
チャンピオンズC1~3着馬のポイント(過去4年)
- 中央の重賞で1着(12頭中9頭)
- 中央のGIで3着以内(出走経験のあった7頭中5頭)
- 中央の左回りダートで1着(12頭中9頭)
中央の重賞で勝利経験のなかった3頭はすべて交流GIで連対歴のあった馬。中央GIに出走歴がありながら3着以内がなかったのは2頭だが、これらはともに中央GIで4着があった。交流重賞の実績も侮れないが、中央とはやはり勝手が違うだけに、今回重視すべきはこの点。
臨戦過程ならJBC組が有利
今年は例年と違い、JBC競走が中央での開催となり、当レースの前哨戦だったみやこSが休止。傾向はやや変化する可能性もあるが、過去4年を整理すると以下の通り。
前走レース別成績(過去4年)
JBCクラシック〔2.1.1.16〕
JBCレディスクラシック〔1.0.0.1〕
マイルCS南部杯〔1.0.0.1〕
みやこS〔0.2.1.14〕※今年は休止
武蔵野S〔0.1.0.11〕
JBC組の共通点は前走1着か、敗れていても4着以内かつ1秒差以内。また、前走の人気は5番人気以内であること。今年は上位4頭、ケイティブレイブ、オメガパフューム、サンライズソア、ノンコノユメが該当。中央開催だった今年のJBCだが、流石に上位馬は無視しづらい。
芝・ダート兼用種牡馬に注目
次に中京のダート1800mの種牡馬別成績をご覧頂きたい。
種牡馬別成績(中京ダート1800m)
マンハッタンカフェ〔18.14.9.101〕
シンボリクリスエス〔18.12.22.167〕→ルヴァンスレーヴ、サンライズソア
キングカメハメハ〔17.25.17.197〕→センチュリオン
クロフネ〔17.16.12.165〕
ゴールドアリュール〔15.16.16.147〕→サンライズノヴァ
ディープインパクト〔14.6.7.83〕→アンジュデジール
上位3頭は芝・ダート双方で中央GI馬を輩出、自身は芝で活躍した種牡馬達。特にマンハッタンカフェ、シンボリクリスエスは今年のダートのリーディング(中央・地方)でそれぞれ16位と8位。ダート適性は薄いディープインパクト産駒が上位に顔を出しているように、通常のコースと比べるとやや特殊と言えるかもしれない。
実績面など、ここまでの話を総合すると、軸にはシンボリクリスエス産駒の2頭、ルヴァンスレーヴとサンライズソアを推したい。相手候補にはJBCクラシックで上位に入っていたケイティブレイブ、オメガパフューム、ノンコノユメ。そしてディープインパクト産駒でJBCレディスクラシックの勝ち馬アンジュデジールも穴に一考。
結論
軸
ルヴァンスレーヴ
サンライズソア
相手候補
ケイティブレイブ
オメガパフューム
ノンコノユメ
アンジュデジール
菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
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小野智TM
11/17(日)東京2R
払戻金 28万7300円
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土屋(競友)
みやこS(GIII)
払戻金 37万2300円
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三代川(編集)
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
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