ダートの王者も3歳馬 世界も視野にルヴァンスレーヴ
文句のない勝ちっぷり ルヴァンスレーヴ
昨年の覇者であるゴールドドリームが直前に回避したのは残念だったが、それでも現役最強のダート王者を決めるにふさわしいメンバーが揃った。ただ、今年はガンガン飛ばす馬が不在で、しかもハナへ行くと見られていたサンライズソアが控えたこともあってか、前半1000mは61秒9と近年よりも遅い流れ。それでも昨年と同タイムの決着で、しかも2着以下に決定的な差を付けた勝ち馬は、たとえゴールドドリームが無事に出走したとしても連覇を阻んでいたと思える。
ルヴァンスレーヴは、内枠から課題のスタートを決めて絶好位からの競馬。あとはそのまま流れに乗って直線を向き、ラスト2ハロンが11秒台というラップの中で力強く抜け出した形だ。鞍上のMデムーロ騎手も例えていたように、ジャパンカップでのアーモンドアイを彷彿とさせる強さで、文句の付けようのない勝ちっぷり。次走はフェブラリーSとなるのだろうが、その先に見える世界の強豪との戦いが今から楽しみである。
2着ウェスタールンドは、道中ポツンと離れたシンガリから、直線で驚異的な末脚を見せたもの。開いたインを巧くついたとはいえ、最速の上がり34秒4は、2番目となる勝ち馬の35秒6を1秒以上も上回っており、6歳の秋にしてまだまだ進化中を思わせる走りだった。
3着サンライズソアは、テンからハナへ行く気はなく、先行集団を見る形で好位から。4コーナー手前から仕掛けられて、直線の残り1ハロン手前では一旦抜け出すシーンもあった。最後は上位2頭の決め手に屈したものの、これまでとは違う形の競馬で結果を出したことで、改めてポテンシャルの高さを示したと言えよう。
4着アンジュデジールは、最内枠もあってかハナへ行く競馬となったが、道中で絡んでくる馬もなくマイペースに持ち込めたことで、最後まで渋太く粘り込んだもの。牡馬相手にこれだけやれたのなら胸を張っていい。
5着オメガパフュームは、上位4頭から少し水を開けられての入線だったが、道中で中団以降の位置から4コーナーで外を回った馬の中では最先着であり、それなりに頑張ることはできたように思う。
ケイティブレイブは、前走同様に控える形ではあったが、勝負どころからポジションを上げられず、しかもラストがキレ味勝負となっては出番がなかったのも当然だったか。
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