武豊鞍上なら無理には…　本命党だけでなく穴党の◎もインティに

断然か　５連勝中の上がり馬インティ

デスク「ここは、ＴＭ全員が◎か○のインティで、相当人気も被りそうだな」

落合「デビュー戦こそ既走馬相手に出遅れて惨敗したけど、以降の５連勝が全て２着馬をちぎったもので、しかも前走の勝ち時計は昨年の京都１８００ダートの最速タイムなんだから、重賞が壁になるとは思えないよな。先行馬も少ない組み合わせの上に、逃げても２番手からでも大丈夫というのなら、死角もないはずだぞ」

三代川「後ろから行く馬ならともかくとして、今回のメンバーを考えれば揉まれない位置でスムーズに運べそうなので、崩れるイメージが沸かないですね。１番人気が強いというデータ、５歳馬が好成績というデータも後押しになりますよ」

山崎「これで左回りや中京が初めてとかだったら、疑いの余地もあるんですが、３走前に経験済みの馬ですからね。最終追いでも前進気勢を見せて坂路５１秒９の好時計もマークしていますし、状態面でも文句がなさそうですよ」

小桧山「そもそも、４つの競馬場で走っての５連勝は伊達にはできない芸当だよ。父はマイラー型だけど、ダートで４勝をマークした母から中距離で先行して押し切る血を受け継いでいるし、前走のみならず２走前だって良馬場として破格の時計だったんだから、ここでもスピードが違うはず。武豊鞍上なら、無理に競りかけてくる相手もいないだろうし、スンナリ先手を取ってそのまま、のシーンが濃厚だな」

中田「この馬のように全く底を見せていない馬は、勢いが止まるまでは追い続けるべきかと思います」

デスク「ただ、これまでと違う点を挙げるとすれば、相手だよ。好不調の差こそあれ、重賞勝ち馬がズラリと揃っているんだからな」

加茂「それはみんなも指摘してるとおり、これまでの走りでスピードも潜在能力も相当なレベルであることが示されてるわけやから、ＧIIでも通過点と見るべきやろ」

清野「私がインティに感じる最大の魅力は、これまでほとんどまともに追うことなく上がり最速をマークし続けているところです。デビューからどんどん体重を増やしている成長力も凄いですし、陣営は左回りを心配しているようですが、一度目一杯追っているところを見てみたい気もしますね」

デスク「こんなに支持者の多いインティだが、まさかのまさか、木谷までが軍門に下って◎とは、正直驚いたよ」

木谷「手前を替えずに走りきったりする馬ですが、それだけ余裕があるということでしょう。日曜日はこの馬を見に中京まで行く予定ですけど、負けたら泳いで帰ってきますよ」

上がり馬インティ、６連勝での重賞初Ｖはなるか（撮影：日刊ゲンダイ）

板子「僕は勢いよりもＧI勝ちの実績を評価してアンジュデジールを◎に指名します。同じ舞台での前走チャンピオンズＣ４着も、ここでは胸を張れる実績ですし、ハナでも控えても競馬ができる脚質の幅はありますからね。直前もビッシリ攻めておらず、先を見据えた感のある仕上げですが、それでも恥ずかしい競馬にはならないはずですよ」

福田「ＧI勝ちは牝馬戦やけど、そうそうたる牡馬を相手に果敢に逃げて粘った前走はやっぱり評価できるやろな。その上位３頭が不在で、しかも先着したオメガパフュームが東京大賞典を勝ったんやったら、牡馬相手でもＧIレベルと言うことや。昆師も“本番のフェブラリーＳを見据えて、７～８分の仕上げだけど、それでもこのメンバーなら結果を出さないと”と、力が入ってたけど、本番でも勝負になるだけの自信があるからこそやろ」

広田「前走の名古屋グランプリで重賞初制覇を遂げたチュウワウィザードですが、小回りでコーナーも多いコースを克服したように、“以前よりも器用さが出てきた”と、陣営も話してましたね。外に馬を置けたことで、道中も巧く脚を溜めることができましたし、何よりこれまで８戦して４着以下なしという堅実さは魅力です。中央の重賞で相手も強くはなりますが、持ち前の自在性を生かすことができれば、ここでも勝機は十分あるはずです」