不満タラタラのアレス角田師 「厳しいかも」とセイウン陣営
実力重視かハンデ重視か 本紙須藤は“王者”を◎に指名
デスク「昨年の覇者に、同舞台の高松宮記念好走組が揃って休み明け。これに3歳勢や新興勢力が加わって、人気も意外と割れそうな一戦だな」
須藤「僕は昨年のこのレースを勝って、サマースプリント王者にも輝いたアレスバローズを素直に狙います。その昨夏以降の低迷はともかくとして、一叩きされていいところがあるかも、と見ていた前走の高松宮記念は、3角手前あたりで挟まれて直線でも前が壁になって追い出しを待たされたことも考えれば、9着という結果も仕方ないと思います。7歳とはいえ衰えているようには見えませんし、何より夏に調子を上げるタイプ。雨予報で泥んこ馬場になった時の適性は不明ですが、能力を尊重したいですね」
目黒「連覇のかかる一戦となるわけですが、“いつも通りの調整だけど、今回は坂路でラスト1F11秒台を連発しているし、休養前より動きがいいね。夏場の方が調子のいいタイプということもあるけど、昨年の同時季よりも動きや気配はいいかも”と、角田師は仕上りの良さを強調してましたね」
デスク「あとはハンデだな。昨年が54キロだったのに対し、今年は3.5キロ増えているわけだが」
目黒「それについては角田師も“GIホースで今年の高松宮記念でも2着のセイウンが58なのはわかる。対して、GIでは全然実績がないウチのが57.5って…。サマー王者だからってそこまで背負わされるものなの?”と、不満タラタラだったんです。“道悪になるのも、正直、マイナスだと思う”と、天気に関しても恨み節のコメントでしたしね」
坂倉「その58キロを背負うセイウンコウセイ陣営も、“この馬自身、斤量は問題ないが、他馬との比較という点では厳しいかも”とのことです。前走に関しては“高速馬場、というほど時計も速くなかったし、内枠を利して巧く立ち回ってくれた。中京コースも合うのだろう”と評価していましたし、道悪にも対応できる馬ですからね。そういった適性がハンデ差を埋める可能性も、もちろんアリですよ」
持木「ハンデ的には、高松宮記念でセイウンと差のない3着だったショウナンアンセムの56キロはかなり恵まれたと言えますよね。2走前のオーシャンSが未勝利勝ち以来の1200m戦で、そんな距離のキャリアがない中でのGI3着は十分に適性を示したと言えますし、人気薄での激走だったとしてもここで割り引く必要はないはずです」
西田「前走は、陣営もチャレンジャーの立場だったわけですが、リズム重視で控える形から内をついて僅差の3着はフロック視できないと思いますね。その好走の因について“気難しい面が治まって馬が大人になってきたことと、馬自身が走りやすい条件で変わることができた”と、話す陣営も、ここに向けての手応えは十分の様子でした。雨予報も、道悪は鬼の部類のこの馬には追い風となるはずです」
田崎「セイウンコウセイやアレスバローズは、そもそもモロさも同居するタイプですからね。そんな馬たちが重いハンデを背負うとあっては、なおさら実績を信じるわけには行きませんよ」
デスク「という考えで、2頭まるごと無印にした田崎は、3歳牝馬アウィルアウェイに◎ときたか」
田崎「前走の葵Sは、最後に狭くなる場面があっての3着で、気性的には1200mがベストの馬だと判断できます。裸同然の51キロなら、古馬相手でもやれると見ました」
桜井「アウィルアウェイは、桜花賞路線でこそ結果を出せませんでしたが、やはり距離は短ければ短いほど良さそうですね。スプリント戦において、この時期の3歳馬と古馬に大きな実力差もないですし、何よりこのハンデなら太刀打ちできるはずですよ」
吉田「3走前のフィリーズレビューで折り合いを欠いて競馬にならなかったことを考えると、まずペースが落ち着くことはあり得ない今回のメンバーで、そういった不安もないと言えますよね。たとえ馬場が渋っても、この斤量なら終いのキレ味を生かせるんとちゃいますか」
細川「牝馬にしてはパワーもあるので、道悪も問題なくこなせるはずですね。2戦目以降は距離の選択肢も広げようと1400m以上の距離を使ってきた陣営も、やはり1200mがベストとの認識を持っているようですし、連続してこの距離を使うのなら、前走で見せた戸惑いもなくなるでしょうね」
菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
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小野智TM
11/17(日)東京2R
払戻金 28万7300円
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土屋(競友)
みやこS(GIII)
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三代川(編集)
秋華賞(GI)
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