キタサンブラックがぶち壊した「先入観」 武豊&エイシンヒカリは?

馬声人語
菊花賞天皇賞(秋)

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福島への開催替わりと秋の天皇賞

 2週間という短さで物議を醸した秋の新潟開催が終わり、今度は3週間の福島開催にローカル開催は移り変わる。その福島の番組表を見ていて初めて気付いたのだが、2日目のメイン競走・福島民友カップがOPの芝1200mからダート1700mへ変わっている。そして3日目のフルーツラインカップも1000万のダート1150mからなんと芝2600mへと変更。このレースはこの条件、という「先入観」があっただけに驚きを隠せない。特に思い入れがあるレースという訳でもないのだが、競馬の番組やレースによって四季の移り変わりや月日の経過を実感するような競馬人間にとっては、レースの条件や名称、開催時期が変わると体内時計ならぬ体内カレンダーが狂ってしまうような気がしてしまう。数年も経てば慣れていくものではあるのだろうが。

 今週はいよいよ天皇賞。そこで注目を集めているのは武豊Jとエイシンヒカリのコンビだろう。芝2000mに距離が短縮されてから、秋の天皇賞の逃げ切りといえば1987年のニッポーテイオーと、1991年のプレクラスニーの2頭のみ。プレクラスニーはメジロマックイーンの降着によって繰り上がったもので、純粋な逃げ切りはニッポーテイオーだけ。過去10年で見ると、逃げて馬券圏内に入ったのは2008年2着のダイワスカーレットだけである。

 秋の天皇賞で逃げ馬は分が悪い。そういう「先入観」をエイシンヒカリ&武豊は打ち破れるのか、しっかりと検討を重ねなくてはいけないと、先週の結果から猛省するばかりである。

エイシンヒカリ

逃げ馬として久々の天皇賞秋制覇を目指すエイシンヒカリ(中、撮影:日刊ゲンダイ)

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