人気が落ちて買い時です　阪急杯で巻き返し期待できる１頭

　スプリントＧI・高松宮記念の前哨戦だが、メンバーを見渡すとマイラーが多い印象も。1400ｍ戦ならではの難解さが漂う一戦をデータで紐解くと…？

同舞台の阪神Ｃ組に注目だが…

　１着馬には高松宮記念の優先出走権が付与されるステップレースだが、こちらは本番よりも200ｍ長い1400ｍ戦。よってマイル路線の馬達の参戦も多いが、やはり同条件で行われている前年暮れの阪神Ｃ組の好走例が目立つ。

前走レース別成績（過去10年）
阪神Ｃ〔３.３.３.17〕
シルクロードＳ〔２.２.０.22〕
京都金杯〔１.２.０.８〕
東京新聞杯〔１.０.２.16〕
３勝クラス〔０.０.０.12〕
ＯＰ特別〔１.０.２.31〕

　阪神Ｃ組は複勝率34.6％と安定した成績。ただし、阪神Ｃの着順がそのまま阪急杯へ繋がるわけではない事に注意したい。というのも、前走・阪神Ｃ１～２着馬は過去10年で〔０.０.２.５〕と３着どまり。その一方で、前走・阪神Ｃ１～２番人気馬が〔１.２.０.１〕となっている。

前走・阪神Ｃ１～２番人気馬の阪急杯成績（過去10年）
2014年１着　コパノリチャード　阪神Ｃ→２番人気10着
2015年２着　ミッキーアイル　阪神Ｃ→１番人気７着
2018年２着　モズアスコット　阪神Ｃ→１番人気４着
2019年７着　ミスターメロディ　阪神Ｃ→２番人気２着

　こうした結果になる要因の１つとして、阪神Ｃは開催の進んだ馬場状態で行われるのに対し、阪急杯は開幕週の馬場で行われる点が挙げられる。そこで狙ってみたいのが、阪神Ｃで２番人気13着だったマイスタイル。開幕週の競馬は過去に１走のみだが、それがＧIII・京都金杯での２着だった。ここは巻き返しに期待する一手だろう。

昨秋から短めの距離で好成績を残し始めているマイスタイル（撮影：日刊ゲンダイ）

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