ルージュバックの休み明けは、むしろ好材料? エリザベス女王杯をデータで検証

重賞データ攻略
エリザベス女王杯デイリー杯2歳S武蔵野S福島記念

デイリー杯2歳S

 過去10年間の平均頭数が12頭ほどということもあり、基本的には堅めの決着が多いレース。上位人気馬の成績は以下の通り。

1番人気〔4.3.1.2〕複勝率80%
2番人気〔1.2.3.4〕複勝率60%
3番人気〔2.2.1.5〕複勝率50%
4番人気〔1.0.2.7〕複勝率30%
5番人気〔1.2.1.6〕複勝率40%

 ちなみに、単勝オッズ4.9倍以下の馬の成績が〔5.4.5.5〕で、5.0倍~9.9倍が〔4.5.2.13〕。この5年は5番人気以内での決着が4回。唯一の例外の年も6番人気馬が絡んだものだった。

 最近5年間の傾向としては、1~3着馬全てが「前走3着以内」、1~3着馬15頭中12頭が「前走2番人気以内」。この2点で考えると、エアスピネルシュウジリッチーリッチーの3頭が残る。人気的には順当なところだろう。

 敢えて穴を探すなら…。昨年5番人気1着のタガノエスプレッソ、2012年6番人気1着のテイエムイナズマ。両者の共通点は未勝利勝ち直後のブラックタイド産駒であるということ。キタサンブラックの菊制覇で勢いづくブラックタイド産駒だが、このレースにはテイエムハヤブサがエントリー。一発があるとすればコレか。

結論

本線
エアスピネル
シュウジ
リッチーリッチー


テイエムハヤブサ

エアスピネル

有力馬の1頭エアスピネルは秋華賞馬エアメサイアの息子(撮影:日刊ゲンダイ)