アーモンドアイに2つの“完璧” 2着コントレイルは「勝ちに行ってほしかった」

佐藤直文 レース回顧
ジャパンカップ

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無敗の三冠馬2頭を従えての大団円 アーモンドアイ

 強い馬同士の戦いが観たい、というファンの純粋な想い通りに、空前絶後のメンバーとなったジャパンカップ。通常の年であれば十数万の大観衆が埋め尽くしたであろう東京競馬場のスタンドから、プラチナチケットを手に入れることができなかったファンの分まで、世紀の一戦を見届けたつもりだ。

 アーモンドアイは、唯一のウイークポイントとも言えるスタートを決め、理想的な好位のインに収まる形。キセキの大逃げによりペースが流れた中でも無駄な動きは一切ないままで直線を向くと、ジワリジワリと馬場の中ほどへ進路を取り、鞍上からゴーサインが出ると一気に突き抜けて見せた。中3週と間隔は詰まっていたが、ラストランに向けて完璧な仕上げだったものであり、鞍上もまた完璧なレース運び。稀代の名馬に完璧が重なった以上、至極当然の勝利だったといえる。

アーモンドアイ

歴史に残る一戦を制したアーモンドアイ(黒帽)がGI9勝目

 2着コントレイルは、道中は中団の外で3着馬を前に見る形で運び、直線で並びかけて前に出ると、その差を最後までキープしてのゴール。マークする相手を間違えたわけではないだろうが、勝ち馬に馬体を併せるシーンがなかったのは少し残念だった、というか勝ちに行ってほしかった。ただ、菊花賞激走の疲れが尾を引いた中で、陣営もよくここまで仕上げてきたとは思う。

 3着デアリングタクトにも同じことが言えるが、直線で一旦は内に進路を取らざるを得なかった状況で、最後までよく伸びていた。この相手で3着ならば、初めての土が付いても胸を張れるはずだ。

 4着カレンブーケドールは、同じ最内枠から先行した昨年と違って、今年は控える形だったが、4コーナー手前から進出して直線を向いて勝ち馬に勝負を挑むシーンもあった。2着との差もその分だけと言えるかもしれず、今後も目が離せない。

 5着グローリーヴェイズも、積極策で勝ちに行っての競馬で力を示したが、この馬にとってはもう少し時計がかかって欲しかったところだろう。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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