母シーザリオ、兄エピファネイアの良血馬 初戦を制したリオンディーズの★評価は?

優馬2歳馬チェック

母父サクラバクシンオーがトレンドに? エディクト

11/22(日) 東京3R 2歳未勝利 芝1800m
エディクト 牡 馬体重:496kg
★★★★★★ 6点〔OPクラス〕
騎手:田辺 厩舎:(美) 二ノ宮
生産:下河辺牧場
父:キングカメハメハ
母:サンクスノート(サクラバクシンオー)

レースを3Fごとに分割すると、35秒6-38秒3-35秒2の典型的な中緩み。これまで3戦はマイル戦で先行するレースをしていたが、今回は中団馬群の後ろに待機する作戦。3コーナー辺りから外を回って徐々に進出を開始、残り400m地点では持ったままで先頭集団に並びかけ、抜群の手応えのまま仕掛けての反応も鋭く、着差以上に強い競馬だった。

馬体診断

スラッとしていて馬体重の割りに細く見せるのは却って好印象。今回は1600mから1800mへの距離延長だったが、全く気にする必要はなかった。パドックではチャカチャカしていたが、それはいつものこと。むしろ今回は落ち着いていた方。前肢の硬さが若干気にはなるが、トモのラインや後肢のスナップの利きが良く、キレ味に長けたタイプだ。

血統診断

母サンクスノートは1200m~1400mで活躍し、東京芝1400mで行われた京王杯スプリングカップ(GII)では、1分19秒8のレコードタイムで勝利を収めている。母の父サクラバクシンオーは近年勢いを付けてきており、ハクサンムーンやキタサンブラックなどを出している。個性の強いスプリンターでありながら、母の父に入ると父系の特徴を消さずに調和する印象がある。父キングカメハメハの同馬は1400m~1800mがベストだろう。

馬券の狙い目→1400mや1800mといった非根幹距離が向くのかも。キレ味を生かす条件なら。