今年のジャパンカップに狙える外国馬はいるか? 編集長が走破タイムから分析
【優馬編集長日誌】
ジャパンカップといえば外国馬。走ってみないとわからないのが外国馬ですが、私なりに分析をしてみました。さて、どうなりますやら
ハロン平均12秒を目安にしています
今週はジャパンカップ。月曜に新宿駅に行ったら京王線の改札出口でイベントが行われていた。駅構内には これでもかといわんばかりの広告が…。JRAの資金力に感心しつつも、その資金には私が提供した分もあるんだよなぁと思ったりもする。
せっかくなので今週はジャパンカップを取り上げよう。ジャパンカップといえば外国馬。最近は馬券になることが少ない外国馬だが、だからといって100%来ない訳でもない。配当次第では狙っても…そんな馬が今年はいるのか?
私の外国馬の評価は主に走破タイムだ。もちろん、日本の馬場に合いそうな血統の馬がいればプラスアルファも加えるが、重要視しているのは走破タイム。速い時計の出る日本の東京競馬場に合うか否かは、走破タイムの平均ラップが参考になると考えている。具体的にいうと基準は1ハロン12秒。これだと2000m=2分、ジャパンカップの2400mは2分24秒。これぐらいのハロン平均で走っている馬は、日本の基準馬場を経験しているようなものという理屈である。もう10年以上も前だが、これでおいしい思いをしたこともあるので(ただし、痛い思いをしたこともある)いまだに外国馬の検討においては目を光らせている次第。
今年は いません。それでも 気になるのは…
今年の外国馬は どうだろう。残念ながらハロン平均12秒を切る走破タイムをもつ馬はいなかった。しかし、だから全部いらないとするのでは せっかくのジャパンカップなのに…だろう。もう少し、出走予定の外国馬4頭について考えてみることにする。
五十音順に、まずはイトウ。この馬のレースにおけるハロン平均最速は12.33秒(小数点3位以下は四捨五入)。これ以外にハロン平均が12秒5を切っているレースが2回ある。その合計3レースの着順が1、1、2着。あくまで この馬が走った中においてであるが、そこそこハロン平均が速かったレースでの着順がいいということは日本の馬場がいいかもしれない。逆に勝ち馬から0.5秒以上の差をつけられて負けた時のハロン平均は、2走とも12秒5を上回っていた。ということは、時計が遅いより速いほうがいいのでは…と想像もするわけだ。もちろん、ハロン平均12秒を切る記録はないのだから、日本の高速馬場がいいともいい切れないのだが、可能性があるのでは…ということ。馬券の押えには買ってもいいか。
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