信じがたい“4馬身”グランアレグリア 6着レシステンシアは「自分でレースを作ってこそ」

佐藤直文 レース回顧
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この舞台では負けられなかったグランアレグリア 次も当確

 大外枠からの発走となったレシステンシアが、その内のスマイルカナとともに、内枠の先行勢を見ながら競り合いを避けたことで、前半3ハロンは34秒3という落ち着いた流れの瞬発力勝負に。そうなると着差は付きにくいもので、実際に2着から8着まではコンマ2秒差にひしめく大接戦だったが、ラスト1ハロンで4馬身も突き抜けた勝ち馬は、まさに一頭だけ次元が違っていたと言うしかない。

 そのグランアレグリア。やや立ち遅れ気味のスタートだったが、鞍上も慌てず騒がず中団から。ゴチャつくのを避けるため、早目に馬群の外に持ち出されたが、直線を向いた時点では大外から一頭だけ手応えが違っていた。ほぼ馬なりで先頭に立ったラスト1ハロンから追い出されると、一気に後続を引き離しての4馬身差圧勝。そこまでハードな競馬にならなかったことで、中2週で迎える安田記念も当確と言えるのではないだろうか。

グランアレグリア

断然人気に応えたグランアレグリアがGI5勝目

 2着ランブリングアレーは、道中は勝ち馬の内のポジションでロスなく運び、直線でも勝ち馬の直後から抜けたところを通って進出する絶妙の立ち回り。自分の競馬に徹して100%の力を出し切った形だ。

 3着マジックキャッスルは、最内枠からロスのない立ち回りで、流れに乗せた分、いつもより少し脚を使いながらの追走だったが、終いまでしっかりと伸びた。最後に競り負けしたが、これまた力は出し切れた。

 4着ディアンドルは、枠なりに外を回る形だったが、好位で流れに乗り直線でも一旦は先頭を窺う見せ場十分の内容。勝ち馬には並ぶ間もなく交わされたが、最後まで渋太く脚を使って今後につながる競馬ができたように思う。

 レシステンシアは、行きたい馬を先に行かせての先行策は大外枠だけに仕方なかったろうが、結果的に直線向いてヨーイドンの競馬となっては厳しかった。やはり、自分でレースを作ってこその馬だろう。デゼルは、勝ち馬を見る形で運んでいたが、太刀打ちできる相手ではなかった。自分の競馬に徹したと言えばそれまでだが、今日のような流れでは器用さが求められたことも確かだ。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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