14番人気2着サヴァも「評価できる」 フロック視は禁物なワケとは?

佐藤直文 レース回顧
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圧巻のレースレコード 初のマイルで弾けに弾けたスマッシャー

 脚抜きの良い重発表のダート、前半3ハロン34秒0、1000m通過58秒0というハイペースが生んだとはいえ、1分34秒4の決着タイムは、昨年カフェファラオがマークしたレースレコードをコンマ5秒も更新する優秀なもの。条件が揃ったとはいえ、3歳のこの時期に東京マイルダートを1分34秒台で駆けた上位3頭は、今後間違いなく大きなタイトルを取れるはずだ。

 スマッシャーは、脚質的に懸念された内枠だったが、速いペースで馬群が密集しなかったことで、中団のインをロスなく立ち回ることができた。直線を向いたところでも、バラけた馬群で進路取りに全く苦労することもなく、完全に抜け出していた2着馬を目標に弾けてみせたもの。まさに、“とっておき穴馬”の記事で小島TMが書いていたとおりの競馬で、これまでは1400m戦を中心に使われてきた馬だが、明らかに1600mの方が合っていたとも言える。

スマッシャー

サヴァ(奥)を捉えた7番人気スマッシャー(手前)が重賞タイトルを獲得

 2着サヴァは、外枠から抜群の行きっぷりを見せて手応え良く先行。直線を向いて抜け出すと、ラスト1ハロンの時点では3馬身ほどのリードがあったが、勝ち馬の決め手に屈した形だ。ただ、他の先行勢が総崩れとなった今日の流れを考えれば、かなり評価できる2着だろう。

 3着ケイアイロベージは、スタートで寄られて後方からとなったが、腹をくくって後方のインを追走したことで、勝ち馬と同様に直線でも労せずして進路を確保することができた。発走直前に蹄鉄を打ち換えた影響も少なからずあったと思われるが、レースを覚えて行けば、まだまだ強くなる馬だろう。

 4着ルーチェドーロは、中団の外目で流れに乗り、直線を向いたところでも手応えに余裕はあったが、追い出されて今ひとつ速い脚を使えなかったあたり、マイルは少し長いのかもしれない。

 5着クリーンスレイトは、3着馬同様にスタートで寄られて後方から。こちらは4コーナーで外を回った分のロスもあったが、この馬には少し時計も速過ぎたか。

 ラペルーズは、パドックからテンションが高く、スタートでもヨレるなど、前走で見せた課題をクリアすることができなかったもの。精神面での成長を待ちたい。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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