ディープ産駒サトノキングダムに★6つ 兄は米ダービー&ドバイWCの勝ち馬!

優馬2歳馬チェック

米GI馬の長男坊 ジークカイザー

12/27(日) 阪神5R 2歳新馬 芝1800m外
ジークカイザー 牡 馬体重:476kg
★★★★★ 5点〔1600万クラス〕
騎手:武幸 厩舎:(栗) 池江寿
生産:ノーザンファーム
父:ディープインパクト
母:ヒルダズパッション(Canadian Frontier)

テンの入りはそれほど速くはなかったが、道中はそれほどペースが落ちず、結果的には平均ペース寄りのレースに。8枠16番からのスタートだったが、折り合いに苦労することなく中団を追走、横に広がった直線での叩き合いを渋太く制した。勝ちっぷり自体は地味に映るが、スタミナや体力面は水準以上。

ジークカイザー

阪神の新馬を勝ったジークカイザーの母はアメリカのGI馬(撮影:日刊ゲンダイ)

馬体診断

パドックでは前を歩く牝馬に反応したのか、馬っ気を出していた。それでも実戦に行ってしっかりと走れていたのだから経験を積めば問題ない。馬体自体はキッチリと仕上がっており、癖のない歩き方には好感が持てる。胴の長さなどから2000m位が良さそうだが、ディープ産駒の割りにキレ味で勝負するタイプではなさそう。

血統診断

母ヒルダズパッションはアメリカで走り、GIバレリーナSなど重賞5勝と活躍。本馬が初仔となる。母の父Canadian Frontierはミスタープロスペクターの直系、ゴーンウエスト産駒で、GI勝ちはないが重賞勝ちはある。やや地味な印象は拭えないが、血統表にはノーザンダンサーの名が複数。勝負強さはここから起因するものもあるのだろう。

馬券の狙い目→キレ味勝負では見劣るが、ミドルペースの中距離戦なら昇級しても力は通用。